実験から得られた, 速度センサーが置かれた位置 Q を通過したときの台車の
運動エネルギーKと, ものさしを押し込んだ距離dの値を用いて,本とものさ
しとの間の動摩擦力の大きさについて考える。このとき,台車が位置 Qを通過
した後も斜面の傾きの角度は0°ではないことや, 台車の走行に関する摩擦が関
係すると考えられるが, 問5では台車の走行に関する摩擦は無視できるものとし、
図4のように二つのパターンにモデル化して考察する。 また, ものさしは軽く、
台車とものさしの衝突のときの力学的エネルギーの減少も無視でき、ものさしが
本から受ける摩擦力はそれぞれのパターンにおいて一定であるものとする。
台車
台車 速度センサーものさし
速度センサー ものさし
本
VINTI
(a)
(b)
図4
H に入れる式の組合せとして最も適当
問5 次の文章中の空欄 ウ
なものを、次ページの①~⑥のうちから一つ選べ。 14
まず, 図4 (a) のように, 台車が位置 Qを通過した後の斜面の傾きを無視し、
位置 Qを通過した後は, 台車は水平に走行したものとみなす。 このとき、
この実験から得られる本とものさしとの間の動摩擦力の大きさをf とすると,
f=
ウである。