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[実験 1]
(a) 酸化銅 4.0g と炭素粉末 0.1g を、 よく混ぜて試験管に入れた。
次に,図1の装置で試験管を加熱したところ、気体が発生した。 気体が発生しな
くなった後,ピンチコックでゴム管をとめ、冷ました後に試験管内にある固体の質
量を測定した。
(b) 酸化銅の質量は変えずに炭素粉末の質量のみを変えて、同じ実験を行った。 表は,
炭素粉末の質量と実験後の試験管内にある固体の質量の関係を表したものである。
表
炭素粉末の質量 [g]
| 実験後の試験管内にある固体の質量 [g] 3.74
0.1 0.2 0.3 0.4
3.46 3.20 3.30
[実験 2]
(a) マグネシウム粉末の質量を測定し, ステンレス皿にのせた。
次に、図2の装置で十分に加熱した後、 できた酸化マグネシウ
ムの質量を測定した。
(b) マグネシウム粉末の質量を変えて、 同じ実験を行った。 図3は,
マグネシウム粉末の質量と酸化マグネシウムの質量の関係をグラ
フに表したものである。
図2
マグネシウム
|粉末
ステン
図 1
酸化銅と炭素粉末の混合物
0.5 0.6
3.40 3.50
図 3
図酸化マグネシウムの質量
5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
(1) [実験 1] で,
① 酸化銅から酸素がうばわれて銅になる化学変化を何というか, 書きなさい。
ピンチコック
(2) 発生した気体の性質として最も適切なものを、次のア~エから選びなさい。
ア 無色、無臭で燃えやすい。
イ無色、無臭で水に少しとけ酸性を示す。
ウ 黄緑色, 刺激臭で殺菌漂白作用がある。
工無色, 刺激臭で水にとけアルカリ性を示す。
#
0 0.6 1.2 1.8 2.4 3.0
マグネシウム粉末の質量 [g]
( )
③ 炭素粉末の質量を 0.4g にして実験したとき, 実験後の試験管内にある固体に含まれている物
質は何か, すべて書きなさい。
(2) 実験2], マグネシウムから酸化マグネシウムになる化学変化を, 化学反応式で書きなさい。
(3) [実験2] で生じた酸化マグネシウム 4.0g と, 炭素粉末0.1gをよく混ぜて試験管に入れ、図1
のような装置で試験管を加熱したが、変化しなかった。 この結果と [実験 1] の結果を比べてわ
かることを, 金属と酸素との結びつきに着目して,簡潔に書きなさい。
(4) マグネシウム粉末と酸化マグネシウムの混合物が2.5gあり、その混合物を加熱し,すべてを酸
化マグネシウムにしたところ、その質量は3.1gとなった。 最初の混合物 2.5gに含まれていた酸化
マグネシウムの質量はいくらか, 書きなさい。