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練習
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第1節 場合の数
数学では, 「1から10までの自然数の集まり」のように、 範囲がはっきりした
1
集合の要素の個数
ものの集まりを集合といい, 集合を構成している1つ1つのものを
合の要素という。 ここでは集合の要素の個数を考えることにしよう。
A 集合の要素の個数
集合Aの要素の個数が有限であるとき, その個数を n (A)
空集合 Øは要素が1つもない集合であるから, n(0)=0である。
例 集合の要素の個数を求める。
1
全体集合を U = {1,2,3,4,5,6}
とする。 Uの部分集合
A = {1, 2,3,4},B={2, 4,6}
について
n(A)=4, n(B) = 3
また,AUB={1,2,3,4,6},
A = {5,6} であるから
n (AUB) = 5, n(A) = 2 終
3
(2) n (B)
(5) n(ANB)
例1の集合 U, A, B について,次の個数を求めよ。
(1) n(U)
(4) n(AUB)
です
2
B
(3) n (A∩B)
6
和集合を AUB, Aの補集
合を A で表す。また,共
通部分を A∩B で表す。
5
* 「集合」は数学Iで学ぶ内容である。 6~11ページで,本章を学習するのに必要な数学
の内容を, 準備として掲載している。
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