地理総合, 地理探究
問2 ハルカさんたちは,日本でこれまでに発生してきた自然災害を伝承した記念
碑があることを知った。 後の資料2は, ハルカさんたちが地理院地図に公開さ
れている次の図中のE~Gの3地点における自然災害伝承碑についての情報
をまとめたものであり, E~Gには, ア~ウのいずれかがあてはまる。 E~ G
とアウとの組合せとして最も適当なものを,後の①~⑥のうちから一つ選べ。
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イ
碑文には, 「高き住居は児孫の和楽,此処より下に
家を建てるな」 などと刻まれている。 地区の生存者は
明治の災害 (1896年) 2人、昭和の災害 (1933年)
で4人のみで、二度とも集落は全滅した。 記念碑の教
訓を守り住居を構えていた住民は,平成の災害 (2011
年)では家屋に被害はなかった。
ア
図 1
資料 2
ウ
大正3 (1914) 年の災害は,安永8 (1779) 年以来
の大惨禍で広範囲が猛火に包まれた。 数日前から普段
と異なる現象が生じ, 村長は測候所に判定を求めた。
村長は,測候所の回答から 「あわてて避難しなくとも
よい」 と住民に伝えたが, 間もなく大きな災害が発生
した。 住民は異変を認識したら避難準備を行うことが
大事である。
明治23 (1890)年8月中旬, 河川の水位がところ
により4.9mも上がった。 これはなかなかみられない
ことで,上流の村の堤防が25日に破られ災害が発生し
た。 27日には別の村の堤防が、29日にはさらに別の
村でも堤防が破られ, 付近一帯は果てしない海のよ
うになった。
EFG
①
ア
②
ア
ウィ
イウ
④
⑤ウアイ
イウア
③イアウ
⑥ ウィア