化学
問5 酢酸エチルの合成に関する次の実験ⅠⅡについて,次ページの問い (a
b) に答えよ。
実験Ⅰ 丸底フラスコに酢酸10mLとエタノール 20mLを取って混ぜ合わ
せ. 濃硫酸を1.0mL加えた。 次に,このフラスコに沸騰石を入れ。 図1の
ように冷却管を取り付け. 80℃の湯浴で10分間加熱した。 反応溶液を冷却
したのち, 過剰の炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてよく混ぜた。 このとき
気体が発生した。 フラスコ内の液体を分液ろうとに移し、ふり混ぜて静置す
ると. 図2のように二層に分離した。
冷却水・
80℃の湯
酸、エタノール、
ホットプレート
図
O
冷却管
・温計
丸底フラスコ
886
図2
分液ろうと
EM
FIN
CH3COOH+ C2H5OH
→ CH3COOC2H5+H2O
三角フラスコ
実験Ⅱ エステル化の反応のしくみを調べるため, 実験Ⅰのエタノールの代わ
りに、酸素原子が同位体" に置き換わったエタノールのみを用いて酢酸エ
チルを合成した。 生成した酢酸エチルの分子量は, 実験Ⅰよりも2大きく
なった。
a
化学
実験に関する記述として適当でないものを、次の①~④のうちから一つ
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① 濃硫酸は、エステル化の触媒としてはたらいた。
炭酸水素ナトリウム水溶液を加えたとき、二酸化炭素の気体が発生し
③ 酢酸エチルは、図2の下層として得られた。
得られた酢酸エチルは、果実のような芳香のある液体だった。
b実験Ⅱ に関する次の文章中の 73
イに当てはまる語と数値の
組合せとして最も適当なものを,下の①~④のうちから一つ選べ。
27
得られた結果から, エステル化の反応では下の構造式のアがあらた
に形成されることが分かった。 また, 生成した水の分子量は
される。
イ
と推定
①
②
ア
結合X 合Y
CH₂-
結合×
結合Y
結合Y
KO THÍCH
-0-
イ
18
20
18
20
+4++32
H2O
76
76-767