3分 次の文章を読み、以下の問いに答えよ。
㊙ 34. 体液の水分量と塩分濃度調節
ヒトは,体内の水が不足すると、のどが渇いたと感じる。 さらに, (a) 脳下垂体後葉からバソプレシン
が分泌されることで,腎臓で生成する尿の量を減少させ,体内の水を保持する。逆に,体内の水が過剰
なときは,過剰な水は腎臓から尿中に排出される。これらの結果として、ヒトは (b) 体内の水の量を適切
に保っている。
イに入る語句の組合せとして最も適当なものを,
問1 下線部(a)について,次の文章中のア
下の①~④のうちから一つ選べ。
バソプレシンは、血液中の塩類濃度がア なると分泌され, 腎臓のイ, 水の再吸収を促進さ
せる。その結果, 尿の量が減少する。
ア
イ
① 高く
集合管において水を透過しやすくさせて
② 高く
細尿管においてナトリウムイオンの再吸収を促進し
③低く
集合管において水を透過しやすくさせて
④低く
細尿管においてナトリウムイオンの再吸収を促進し
問2 下線部(b)に関連して、 体内の水の量の調節には,鉱質コルチコイドもかかわっている。 鉱質コル
チコイドの作用に関する次の文章中のウオに入る語句の組合せとして最も適当なものを,
下の①~⑧のうちから一つ選べ。
鉱質コルチコイドの作用でナトリウムイオンの再吸収が促進されると,尿中のナトリウムイオン濃
度はウなる。このとき,腎臓での水の再吸収量がエしてくると、体内の細胞外のナトリウム
イオン濃度が維持される。その結果、徐々に体内の細胞外液(体液)の量がオし,それに伴って血
圧が上昇してくると考えられる。
34 第2編 生物の体内環境の維持