化学
実験ⅣV 沸騰水中に 1.0mol/Lの塩化鉄(Ⅲ)水溶液 5.0mL を少しずつ加える
と,溶液 C が得られ,その体積は100m) であった。図1に示すように,
この溶液をセロハン袋に入れて, 水を入れたビーカーに浸し,しばらく放置
した。放置後のセロハン袋内の溶液を溶液 D, セロハン袋の外側の水溶液
を溶液E とする。
セロハン袋
水
図1 セロハン袋に入れた溶液 C を水に浸して放置した後の様子
溶液D に(a) 横から強い光を当てると,光の通路が輝いて見えた。また,
溶液D を限外顕微鏡で観察した。
(b).
図2に示すように, U字管に水と溶液 D を入れて直流電圧をかけると,
有色の溶液 D が陰極側に移動するのが観察された。
陽極
陰極
水
溶液 D
溶液D
溶液 E
陽極
-44-
陰極
・水
(放電前)
(放電後)
図2 水と溶液DをU字管に入れ, 直流電圧をかけた装置
(c).
溶液Dに同じモル濃度の塩化マグネシウム水溶液および硫酸ナトリウ
ム水溶液をそれぞれ加えると, 沈殿が生じた。