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17 下一段・下二段
150
50
堪へ
(3)
(1)
動詞 ③ 16
①まう
文献にも
このようなことは、
かうし
2 反復学習で確認
1 次の傍線部①~⑤の動詞について、それぞれの活用の行種類と活用
書きなさい。
(こよなくやつれてのみこそ詣づと知りたれ。
この上なく粗末な格好で参詣するものだと(私は)知っている。
(かかることは、文にも見えず、
③ 格子など上ぐるに見いだしたれば、
2
3点×3
(2)
〔枕〕
3 次の傍線部①~⑧のうち、下二段活用の動詞を四つ選んで番号を書き、
かつ活用の行と活用形を書きなさい。
[徒然]
〔徒然〕
蓮を
1 家にはちすを植ゑて愛せし時の楽なり。
→
賞玩した時に作った楽曲である。
〔方丈〕
〔蜻蛉〕
(1) 人数を知らんとて、四五両月を数へたりければ、
数えたところ、
亡くなった人の数を知ろうとして、
[方丈〕
〔宇治拾遺〕
さいしゅう
音に聞きめでてまどふ。
上げるので、外を見いだしたところ、
すまひ
4蹴よといひつる相撲に
蹴れと
いった
かぐや姫のうわさを聞いて恋い慕い、心を乱す。
積もり 消ゆる様、罪障にたとへつべし。
〔竹取〕
(4)
(3)
(雪が積もったり消えたりする様は、きっと人の(犯す)罪障にたとえられるだろう。
(竹取)
綱を引きすぐして網絶ゆるすなはちに、
なくなった瞬間に、
引っ張りすぎて
番号 活用の行
活用形
番号 活用の行
活用形
● ラ行下二段活用・連用形
行
活用
形
形
サ行
終止
形
行
形
②
活用
行
3
活用
行
行
行
形
行
形
④
行
形⑤
活用
形
34点×4
行
活用
2 次の〔内の動詞は下一段、または下二段活用動詞ですが、いずれも
終止形で示しています。 それぞれを適切に活用させて書きなさい。
例 下よりきざしつはるに〔堪らずして落つるなり。
5×5
活用の種類や行が紛れやすい
OKKEN
すい
(第2
下二段活用の動詞
〔徒然〕
う
こころう
ところう
ま
ま
ま
木の下(内部)から兆しが芽ぐんでくるのに堪えられないで(木の葉が)
ア行―得・心得・所得(三語)
ザ行(交雑)ず(一語)
だいこくでん
1 大極殿に行きてこれを〔ける]。
〔古今著聞〕
かな
ひい
うれ
大極殿に
これを
ダ行出づ奏づ・秀づ
ハ行与ふ・憂ふ・数ふC
かな
さ
( しばし〔奏づ〕て後、抜かんとするに、おほかた抜かれず。
〔徒然〕
ヤ行ー甘ゆ・覚ゆ・消ゆ・聞こゆ・越ゆ・冴ゆ・萌ゆ・見ゆ
演じた後で、(鼎を頭から)抜こうとすると、
全く
かなえ
う
う
(3)
③ [飢う]ず、寒からず、風雨にをかされずして、徒然
ワ行ー植う・飢(餓)う・据う(三語)
飢えることなく、寒くなく、
冒されることもなく、
tintetise(
3 文章問題で定着
50
50
※
●語注
どこでもよい、
しばらくの間
いづくにもあれ、しばし旅立ちたるこそ、目さむる心地すれ。そのわたり、ここかしこ見ありき、田舎びたる
目がさめるような(新鮮な)気持ちがする。そのあたり、
見てまわり、
見慣れないことばかりが
多い。
所、山里などは、いと目馴れぬことのみぞ多かる。都へ便り求めてやる。 「そのこと、かのこと、便宜に忘るな。
ふみ
※びんぎ
つてを求めて
(その手紙に
都合のよい時に忘れるな。」
などと言い送るのは
おもしろい。
そのような旅先でこそ、
など言ひやるこそをかしけれ。さやうの所にてこそ、よろづに心づかひせらるれ。持てる調度まで、よきはよく、
何事につけても自然と心遣いがされるものだ。
持っている道具類まで、
芸能のできる人や容貌のよい
能ある人、かたちよき人も、常よりはをかしとこそ見ゆれ。
P 36
°
いつもよりは興趣深く
見えるものだ。
〔徒然草・一五〕
KG
問 次の語はすべて下二段活用の動詞です。 活用表を完成させなさい。
基本形語幹行 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
萌ゆ
※いづくにもあれ「あれ」はラ
変動詞の命令形。 命令形の許
容・放任の用法。
※便宜─「べんぎ」ではなく「び
んぎ」と読む。都合のよい時・よ
い機会、便り・手紙などの意。
能ある人ここは、芸事の能
力がある人の意。
問二 二重傍線部①~⑤の動詞について、活用の行・種類と、文中での活
用形を答えなさい。
おと
①さむる ②目馴れ
③求め ④忘る
⑤見ゆれ
ふ
う
失す
ひい
秀づ
⑤
③
①
さだ
定む
に
逃ぐ
(
46
問三 読む 右の文章における作者の主張が最も端的に表れた一文を抜き出
して、その最初の五字を書きなさい。
6点