-
396
重要 例題 238 逆関数と積分の等式
(1) f(x)= ex
ex+1
(2) (1) f(x),g(x) に対し, 次の等式が成り立つことを示せ。
Sof(x)dx+S7100g(x)dx=bf(b) -af(a)
解答
(1) y=
指針▷ (1) 関数 y=f(x) の逆関数を求めるには, y=f(x) をxについて解き,xとyを交換する。
(p.166 基本例題 95 参照。)
-nie (1)
(2) (1) の結果を直接左辺に代入してもよいが,逆関数の性質 y=g(x)
を利用。すなわち y=g(x)=x=f(y) に注目して, 置換積分法により、左辺の第2
①から
②から
ex
ex+1
のとき, y=f(x) の逆関数 y=g(x) を求めよ。 0
項Sa g(x)dx を変形することを考える。
f(a)
よって
(e*+1)y=e*
e²= 1²-y
求める逆関数は,xとyを入れ替えて g(x)=log-
cf (b)
(2)=g(x)dxとする。
f(a)
①の値域は 0<y<1
練習
⑩ 238
って①
(2)
ゆえに (1-y)ex=y
よって
x=log
f(x) は g(x) の逆関数であるから, y=g(x) よりx=f(y)
ゆえに dx=f'(y) dy
また
xとyの対応は右のようになる。
g(f(a))=a, g(f(b))=6
y
I=
i=S® yf'(y)]dy=[wf(y)]* -S°ƒ(v)dy
a
=bf(b) -af (a)-Sof(x)dx
y
1-y
the
ゆえに Sof(x)dx+S70g(x)dx=bf(b)-af (a)
1-x
xf(a)→f(b)
a → b
[ 東北大]
p.390 基本事項 1 基本 95
まず, 値域を調べておく。
<xについて解く。
ARO13
ex=A⇔ x=logA
定義域は 0<x<1
YA
1
112
f(b).
f(a)
x=g(y)
0
2
a
T
S
b X
s=Sof(x)dx,
T=S6g(x)dx
f(a)
(2) の等式の左辺の積分は,
上の図のように表される。
( 0<a<bのとき)
ex
参考 (2) の結果は, f(x)=1
でなくても,一般に,関数f(x) の逆関数が存在して(すなわち
ex+1
f(x) は単調増加または単調減少),微分可能であれば成り立つ。Boox "nias 2 3x0
aを正の定数とする。 任意の実数x に対して, x = atany を満たすy
π
( - 1 / < y < を対応させる関数を y=f(x) とするとき, f(x)dx を求めよ。
2
2
18
②1
Ⓒ1
3