準43.〈分子間力と沸点, 金属結合と融点)
14族元素に属する炭素の枝分かれのない水素化合物は, 分子量が大きくなるほど沸点
が高くなる。また,分子量が同じ炭素の水素化合物の場合でも,その構造の違いによ
り沸点は異なる。これは, 分子の集合のしかたの違いによるものである。
第2~5周期の 15, 16, 17族元素の水素化合物は,同程度の分子量をもつ 14族元素
の水素化合物よりも沸点が高い。中でも, 第2周期の15, 16, 17 族元素のうち, 最も分
子量の小さな水素化合物はいずれも強い極性をもつため,それらの沸点は, 分子量から
予想される値よりも異常に高い。沸点は、高い方から 大>[
いる。また,これらの水素化合物における水素結合1つの強さは O>( ]>【てか
七な
土)>|
となっている。
金属単体の融点にも,一般的な順序が存在している。例えば, アルカリ金属であるカ
リウムの融点は,ナトリウムよりも []ルビジウムよりもの. これは,金属結合
に使用される単位体積当たりの 」の数に影響されるためである。
(1) ア]~[ケ」の空欄にあてはまる適切な語句または分子式を答えよ。
2下線部のについて, CgHi2 の分子式をもつ化合物の全異性体の構造式を沸点の高い
順に左から記せ。また,その順序となる理由を50 字以内で記せ。
(3)下線部②について, [ア]>イとなる理由を30字以内で記せ。
(14 大阪大)