人申
② 作者 中納言
① 作者→中宮定子
です
すべてが素晴らしい
結び(強意)
ません
ます。ま
家に気に入られた
作者の口にしたことが
れを、
木つり
中
Islas
人そん
中納言参り給ひて
かじわらのたかいえ
2
中納言藤原隆家〔九七九―一〇四四)。
道隆の子で、定子(三五ページ注2)
の弟。長徳元年〔九九五〕、中納言。
ちょうとく
中納言参りして、御扇奉らせ給ふに、「隆家こそいみじき骨は得て侍れ。
それを張らせて参らせむとするに、おぽろけの紙はえ張るまじければ、
めるなり。と申し給ふ。 「いかやうにかある。と問ひ聞こえさせ給へば、「
べていみじう侍り
『さらにまだ見ぬ骨のさまなり」となむ人々申す。
とにかばかりのは見えざりつ」と言高くのたまへば、 さては、扇の はあ
2骨 ここでは扇の骨のこと。
まこ
◆「言高くのたまへば」には、誰の、ど
のような気持ちが表れているか。
ななり と聞こゆれば、これは隆家が言にしてむ。 とて、
はつ
笑ひ給ふ。
3ななり「なるなり」の撥音便「なん
「なり」の「ん」が表記されない形。
かやうのことこそは、かたはらいたきことのうちに入れつべけれど、「一
おぼろけなり かたはらいたし
【第九十八段】
いかがはせむ
つな落としそ。と言へば、いかがはせむ。
学習の
「さては、扇のにはあらで、くらげのななり。〔三四・5〕 とは、どのようなことをいっているのか、説明しよう。
最後の一文には、作者のどのような気持ちが込められているか。
手引き
語句と
の敬語の種類は何か。また、誰の誰に対する敬意か。
表現
り給ひて [三四・1〕 ②張らせて参らせむ(三四・2〕
雪のいと高う降りたるを
雪のいと高う降りたるを、例
こと
かうし
③中宮が
30-0
中納言に
聞いた
てい
けるそ
34
随筆 1
③ 問ひ聞こえさせ給へば〔三四・3) ④聞こゆれば〔三四・6〕
1炭櫃 ≫三一ページ注3
2少納言よ。