表 1
DNA 中の各構成要素の
数の割合 [%]
生物材料
G
A
44
STEP 3
遺伝子の本体である DNA は通常, 二重らせん構造をとっている。 しかし,例外的では
あるが,一本鎖の構造をもつ DNA も存在する。 以下の表1は, いろいろな生物材料のDNAを
解析し, 構成要素 (構成単位) である A, G, C, T の数の割合 [%] と核 1個あたりの平均の
DNA量を比較したものである。
核 1個あたりの
平均のDNA量
[ × 10-12g]
T
C
95.1
27.4
22.9
ア
26.6
23.1
34.7
22.8
27.2
イ
27.3
22.7
6.4
29.0
ウ
28.9
21.0
21.1
3.3
27.2
I
28.7
22.1
22.0
オ
32.8
17.7
17.3
32.2
1.8
カ
29.7
20.8
20.4
29.1
キ
31.3
18.5
17.3
32.9
ク
24.4
24.7
18.4
32.5
ケ
24.7
26.0
25.7
23.6
コ
15.1
34.9
35.4
14.6
- : データなし
(1)解析した10種類の生物材料 (ア~コ) の中に,一本鎖の構造のDNAをもつものが1つ含
まれている。 最も適当なものを、次の①~ 10 のうちから1つ選べ。
〔 〕
① ア
② イ
③ウ
⑥ カ
7 キ
⑧ ク
4 エ
⑤ オ
⑨ケ
(10 コ
(2) 核1個あたりのDNA量が記されている生物材料 (ア~オ) の中に、同じ生物の肝臓に由来
したものと精子に由来したものがそれぞれ1つずつ含まれている。 この生物の精子に由来したも
のとして最も適当なものを,次の①~⑤のうちから1つ選べ。
①ア
②イ
③ウ
④エ
⑤ オ
(3) 新しい DNA サンプルを解析したところ, TGの2倍量含まれていた。 この DNA の推
定されるAの割合として最も適当な値を,次の①~⑥のうちから1つ選べ。ただし、このDNA
は,二重らせん構造をとっている。
)
〕 %
① 16.7 ② 20.1 ③ 25.0 ④ 33.4 ⑤ 38.6
⑥ 40.2
(09 センター試験)