助動詞前半
ざりしかど、この枝を折りてしかば、さらに心もと
落ち着か
LO
ので、
けれども、
なくて、船に乗りて、追風吹きて、四百余日になむ
なくて、
四百日余りで、
【竹取物語】
まうで来にし。
そんしん
孫は冬の月に灸なくて、藁一束ありけるを、
孫景という人は冬の季節に夜具がなくて、
ふすま
わらひとたば」
あした
もろこし
にはこれに臥し、朝には収めげり。唐土の人は、これ
中国の人は、
(8
をいみじと思へばこそ記しとどめて、世にも伝へけ
思ったからこそ
め。これらの人は語りも伝ふべからず。[徒然草,一八】
わが国の
言い伝える
人の国にかかる習ひあなりと、これらになき人事
外国に
5
風習
わが国にない他国のこと
にて伝へ聞きたらむは、あゃしく、不思議に覚えぬ
として
奇妙で、
マゴ。
【徒然草·一七五)