実験
0ろ過
(1)試料(硝酸力リウム約 4.5g·硫酸銅(I)五水和物約 0.15g·四酸化三鉄少量の混合物
を試験管に入れ, 純粋な水約8mL と沸騰石を加える。
(2)(1)の溶液を加熱し,しばらく沸騰させて試料をできるだけ溶かす。
(3) 溶液が熱いうちにろ過し,不溶物(水に溶けない物質)を取り除く。ろ液を討
験管で受け,そのようすを観察する。
5
2蒸留
(4)(3)のろ液に沸騰石を入れ,図のように
蒸留装置を組みたてる。
(5)ガスバーナーの炎を調節して蒸留を行い,
試験管にたまる液体のようすを観察する。
注意液量が多かったり炎が強すぎたり
すると,試験管内の溶液が激しく
沸騰して飛び出すので注意する。
また,一度加熱をやめると沸騰石は役に立たなくなるので,再加熱する
ときには新たに数粒を加える。
気体誘導管
10
(6) 試験管に液体が1cm程度たまったら, 気体誘導管を外し, 加熱をやめる。
3再結晶とろ過
(7) (6) で蒸発せずに残った溶液をビーカー
に移して放冷し, 変化のようすを観察す
る。溶液の中に結晶ができたら, ビーカー
を氷水で冷却する。
(8)(7) で得られた結晶を, 図のようにして
吸引ろ過し,ろ夜のようすを観察する。
(9) 氷で冷やした純粋な水約 2mLを(8)の
結晶に注いで再び吸引し, 得られた結晶
のようすを観察する。
結果と考察
(1) (3)の不溶物とろ液, (5) でたまった液体,
(8)のろ液, (9)の結晶のそれぞれについ
て,液体や結晶のようすをまとめよ。 ま
た,この中で純物質と考えられるものはどれか。
(2) (9)で得られた結晶が純物質かどうかを確かめる方法を考えよ。
20
吸引ろ過の原理
0 水を流すと, まわ
りの空気が吸いこ
空気
ま、水ととも
に出す。お感
の の空気
が次々と吸引さ
れることで幸よ
くろ過できる。
アスピレーター
水水
フフナー
沸騰石