3
高温物体 A と低温物体Bとを接触させると, A から B に, B からAに熱が移動し、
やがて両者の温度は等しくなる。 この状態を
〕という。このとき移動した熱
の量が
] である。 熱が AとBの間だけを移動したとすると, A が失った熱量
〕という。 熱は [
]の一形態
4
とBが得た熱量は等しい。 これを
であるから, 単位は[
2 10℃の水 30gと70℃の湯60gとを混ぜると、 何℃になるか。 ただし, 水と湯と
の間だけで熱の移動が起こるものとする。
] を用いる。
プラスチックの軽い容器に 10℃の水が100g入っている。 いま、この水の中に100
℃に熱した質量100gのアルミニウムの塊を入れ, よくかきまぜたら, 水温は25℃に
なって平衡に達した。 水の比熱は 4.2J/g K とし, 熱はアルミニウム塊と水の間だけで
移動するものとする。
(1) 水が得た熱量は何Jか。
(2) アルミニウムの比熱は何J/g ・Kか。
熱量計に100gの水を入れ, 水温を測定したら13.0℃であった。 これに100g の固
体を95.0℃に熱して投入し, 攪拌(かくはん) 後, 温度が一定になってから水温を測
定したら 18.0℃であった。 水の比熱を4.2J/g K, 熱量計の熱容量を42J/Kとし, 外
部との熱の出入りはないものとする。 固体の比熱 c [J/g ・K] を求めよ。