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3星さんは,台車の運動および台車にはたらく力と仕事との関係に興味をもち, 実験を行った。
あとの問いに答えなさい。ただし,台車や記録テープにはたらくまさつおよび空気抵抗は考え
ないものとする。〈大阪府·改)
【実験】 図1のように,水平面上を台車がまっすぐに 図1
走るコースをつくった。P,Qはそれぞれコース
果上の点を示しており,PからQまでの距離は
27.5cmである。台車には記録テープがつけられて
おり,水平面上に設置された1秒間に60個の点を
打つ記録タイマーを用いて, 台車の運動を記録できるように
なっている。台車の前輪部をPに合わせ, 記録タイマーのス
イッチを入れると同時に,図1中の矢印の向きに台車を軽く
押すと,台車はコース上を運動し,前輪部がQを通過した。
図2は,台車が動き始めてから0.5秒までの記録テープを6打
点(0.1秒)ごとに切り取り, 左から経過時間の順に並べて紙に
はりつけた図である。ただし、打点は省略している。また,
図2中の時間0秒に台車が動き始めたものとする。
台車
軽く押す
前輪
27.5cm
Q 水平面
P
記録タイマー
図2
11.8
10.8
[cm]
0
0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5
時間[秒]
(1) 図2において, 0.2秒から0.5秒までのあいだのテープの長さがすべて同じであることから,実
験において,台車が動き始めて0.2秒後から0.5秒後までのあいだの台車の速さは一定であった
と考えられる。
本0 速さが一定で一直線上を動く運動は何と呼ばれているか, 書きなさい。
次のア~エのうち,台車の速さが一定であったときに台車にはたらいていた力について述べ
「anた文として, 最も適しているものはどれか。一つ選びなさい。
ア 台車が進む向きにも,台車が進むのをさまたげる向きにも, カ力がはたらいていなかった。
イ 台車が進む向きに力がはたらき続け, その力の大きさが一定であった。
ウ 台車が進む向きに力がはたらき続け, その力の大きさがしだいに大きくなっていった。
エ 台車が進む向きに力がはたらき続け,その力の大きさがしだいに小さくなっていった。
(i)に入れるのに適している数をそ
(2) 次の文は,実験についての考察である。文中の(i)
れぞれ求めなさい。
台車の前輪部がPからQまで移動するのにかかった時間は(i)秒であり, 前輪部がQを通
過する瞬間の台車の速さは(i) cm/sであったと考えられる。
ロ
テーブの長さ如