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【 2】 オリエントに興亡した民族について、次の【あ〕 一〔き〕 の文章を読んで、下の設問に答え
なさい。
(あぁ)セム系民話のアッカド人は、 前24世紀頃、ティグリス・ユーフラテス両河流域メソポアミア地方に最
初の統一国家を建設した。
〔い〕レバノン海岸一帯に定着し一連の海港都市を建設した彼らは、盛んに船舶を建造し、高度な航海
術を開発して12世紀以降、地中海賀易の主導権を握った。
{う]前20世紀頃にバビロン第1王朝を建設した彼らは、ハンムラビ王の時代に全盛期を通えた。その
後、バビロンは前16世記頃に一時おとろえたが、後、新バビロニアによって再興された。
[え)彼らは前3000年頃からメソボタミア地方にウル・ウルクなどの都市国家を建設した。
[お〕彼らは、前16世紀頃、肥潜な土地を求めてカナーンの土地に移住してきたが、その一部は更に豊
かな土地を求めてエジプトに入った。しかし、その圧政に耐えかねてエジプトを脱出した。 その後、
前11世紀頃に王国を形成して第2代と第3代の王の時に全盛期を迎えたが、 たうにニウス 南
北2つの王朝に分裂した。
[か]前13世紀ころから内陸の中継貿易に活躍した彼らは、前10世紀頃に小王国を建設し、東西交易の
最大の中心地として繁栄した。 彼らの王国は前8世紀の後半にアッシリアに減ぼされたが、彼らの
用いた言語は、国隊商葉用語として西南アジア全域に伝播し、アッシリアでは公用語として用いら
れた。
〔き〕ナイル川流域には古くから都市国家が形成されていたが、前000年頃以降、ファラオのもとで統一さ
れ、以後多くの王朝が交替した。これらの王朝は古王国・中王国・新王国の3時期に大別され、中
王国はヒクソスの侵入で一時減亡したが、後ににクソスを追いだして新王国が成立した。
[1 ] 上の【〔い〕 -〔き] の文章にあてはまる民族名を答えなさい。
[II] 上の【〔あ〕 -〔き〕のそれぞれの民族に関連する事項を次の語群の中から選んで記号で答
えなさい。
※: 1 つの民族に 1 つの答えとは限りません。また、ずべての民族に当てはまる事項が
あるとも限りません。
ア, 六進法を採用 イ, 地中海各地に植民市を建設
ウ, 十進法を採用 エ, アルファベットを作成した
オ, 複形文字を使用 カ, 大陰暦を採用
キ, 内陸の隊商交易を組織 ク, 死者の書」を埋更
ケ, アラビア文字のもととなる文字を作成