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α-アミノ酸
アラニン
側鎖Rの構造
|-CH3
|-CH2-OH
グルタミン酸(CH2)2-COOH
セリン
チロシン
リシン
|-CH2OH
ペプチドの構造決定 表中のα-アミ
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ノ酸のうち、 異なる3種類が鎖状に結合し
たトリペプチドAがある。
Aを完全に加水分解し,得られたアミノ
酸の混合物を、 pH6の溶液に溶かして電気
泳動を行った。 次に反応による呈色
反応で電気泳動後のアミノ酸を検出すると,陰極側に移動したアミノ酸, 陽極側に
移動したアミノ酸、ほとんど移動しなかったアミノ酸が存在した。
-(CH₂) 4-NH2
次にAをある酵素で,アミノ基側に最も近いペプチド結合を加水分解すると, ア
「ミノ酸BとジペプチドCが得られた。別の酵素で, Aをカルボキシ基側に最も近い
ペプチド結合を加水分解すると, アミノ酸DとジペプチドEが得られた。
大アミノ酸Bを,pH3の溶液に溶かして電気泳動を行い,その後
電気泳動後のアミノ酸Bを検出したところ, アミノ酸Bは,陰極側へ移動していた。
ジペプチドC,Eのそれぞれの水溶液に濃硝酸を加えて熱するとそれぞれ黄色を呈
し,さらにアンモニア水を加えて塩基性にすると, 両水溶液とも橙黄色になった。
(1) 文中の に適する反応と, 下線部の呈色反応の名称を答えよ。
反応により
(2) トリペプチドAとジペプチド (CまたはE) を区別するために用いる, 最も適した
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呈色反応の名称を答えよ。
(3) トリペプチドAを構成するアミノ酸の名称を,アミノ基側から順に書け。千代
め (16 東京農工大改)
[2 3 SIDE JS
等電点
6.0
3.2
5.7
5.7
9.7