基本例題 10 固体の溶解
68,69,70 解説動画
塩化カリウム KCIは水100gに対して, 20℃で34g,80℃で51g溶け
るとする。
(1) 40℃のKC1 飽和溶液の質量パーセント濃度は29% である。 40℃ で KCI は水
100gに対して何g溶けるか。
(2) 質量パーセント濃度が10% の KCI 水溶液100g には20℃でさらに何gの
KC1 が溶けるか。
(3) 80℃ の KC1 飽和溶液100gを20℃に冷却すると, KC1 の結晶は何g析出するか。
溶質の質量 [g]
溶媒の質量 〔g〕 + 溶質の質量 〔g〕
溶質の質量 〔g〕
飽和溶液の質量 [g]
指針 (1) 質量パーセント濃度=
(2) 飽和溶液中の溶質の質量
(S: 溶解度 )
(3) 再結晶による結晶の析出量
(S1, S2 : 溶解度 (S2>S.))
析出量 〔g〕
飽和溶液の質量 [g]
=
34 g
100g+y[g] 100g+34g
(3) 析出する結晶の質量をz [g] とすると,
z [g)_51g-34g
100g 100g+51g
×100
z = 11.2... g≒11g 圏
S
100g+S
解答 (1) 水 100gに40℃ で KCl が x [g] 溶けるとすると
x [g]
x100=29(%) x=40.8...g≒ 41g
100g+x [g]
(2) 水 90g に KCI が10g 溶けている。 さらにy [g] 溶けるとすると,
10g+y [g]
y=20.6g = 21g 圏
S2-S1
100g+S2
答 41g