■48 酸素解離曲線(2) 赤血球中のヘモグロビン
は,酸素と結合して酸素へモグロビンとなり, 全
身の組織に酸素を運ぶ役割を担う。このヘモグ
ロビンと酸素の結合は可逆的に行われ, 生体で
はおもに酸素分圧(肺胞中は 100mmHg, 組織中
は 30mmHg とする)や二酸化炭素分圧(肺胞中
は40mmHg. 組織中は70mmHg とする)に依存
する。右図の2つの曲線は, 二酸化炭素分圧が
40mmHg と 70mmHg での酸素分圧と酸素へモグ
ロビンの割合との関係(酸素解離曲線)を表して
曲線I
100
97
92'
80
e
曲線I
8
h
60
tb
Ta0
40
a
20
0
20 40 60 80 100
いる。
酸素分圧(mmHg)
(1)二酸化炭素分圧が70mmHgにおける曲線は, I, Ⅱのどちらか。
(曲線上のa~hから肺静脈中の血液の状態を表す点を選べ。
|b0
酸素へモグロビンの割合(%]