劉孝先(りゅうこうせん)
冬暁詩日。農霞影翠唯。思婦繊霜線。
農霞影翠唯。思婦織霜絡。
冬暁(ふゆあかつき)の詩日く、農霞(しんか)影翠唯(すいい)
思婦(しふ)霜の縁を織る。
冬季の明け方の詩によると、あさがすみの影はみどり色のとばりのようである。
物思いにふける婦人は霜の縁を織る。
※とばり ·たれぬの
経寒牽将造
経(けい)寒く、 牽(けん) 将(ひ) (しぶ)る。
経糸をひっぱったが、 寒くて将がなめらかに進まない。
経たていと
至引っ張る
.機織りの道具
なめらかに進まない。
釧冷調楼運
釧(くしろ)冷えて 調べ 楼(ひ) 遅れる。
釧が冷えてしまって整えたが接の動きは遅い。