断面が円形の繊繊維を考える。 繊維直径が半分になると繊維の断面積は元の繊維の 0.25
倍になり、曲げるのに必要な力は
0.0039
x 倍になる。このため、 同じ断面積の繊維束(繊裁維の束)の曲げやすさを比較した場合、 1本の繊維直径が半分になると(繊維
間の摩擦が無視できれば)繊維束を曲げるのに必要な力は 0.016
× 倍になる。同じケラチンタンパク質でできているにもかかわらず、
人毛より羊毛、さらにカシミアが柔らかく v 感じるのは、 主に人毛、 羊毛、 カシミアの順で繊維が細くなるからである。