I図4のように, 水平な台の右端の点Pを支点にして回転でき, 傾きを変えることがで
きる上面があらいー定の厚さの板があり, はじめ, 板は水平に固定されている。 軽くて伸
び縮みしない糸の両端にそれぞれ質量mの物体 A, 質量2mの物体Bを取り付け, Bを
板上に置いて手で支え, 糸を板の右端にある軽くてなめらかに回転する滑車に通し, A
をつり下げて,全体を静止させた。 ただし、 Aと滑車の間の糸は鉛直に, Bと滑車の間
の糸は水平になっている。重力加速度の大きさをgとし, 空気の抵抗は無視できるものと
する。
B
2m
糸
滑車
板
台
A
m
図 4
Bを支えていた手を静かにはなしたところ, A, Bはともに静止したままであった。
問6 このとき, Bが板から受ける垂直抗力の大きさ, 静止摩擦力の大きさはそれぞれい
くらか。どちらもm, gを用いて表せ。