HIT製作所の第2製造部では部品 X を製造しているが、 先日報告された5月の実際原価発生額は、
直接材料費 3,450,000円 (=250円/個 × 13,800個)、 直接労務費 1,470,000円(=1,400円/時×1,050 時間)、
製造間接費 2,100,000円 計 7,020,000円であった。 5月の実際生産量は1,000個であったので、部品 X
の実際原価は 7,020円/個である。
部品Xの標準原価カードは次のとおりであるとして、次の各問に答えなさい。 ただし、 製造間接費は
変動予算を用いて分析し、 変動予算は、変動費率が850円/時、 固定費が1,155,000円(月額)である。
なお、 解答の金額にプラスまたはマイナスの符号を付す必要はない。 金額の後の()に、有利差異
であるか不利差異であるかを示すこと。
標準原価カード
230円/個
14個
直接材料費
直接労務費
製造間接費
1,250円/時
1時間
1,850円/時
1時間
部品 X1個当たり標準製造原価
3,220円
1,250 円
1,8500円
6,320円
(日商簿記検定2級 第92回を一部修正)
問 製造間接費の総差異と、 予算差異、能率差異および操業度差異を計算しなさい。 ただし、 能率差異
は、標準変動費率× (標準操業度-実際操業度) として計算すること。