回答

細かいことは抜きにして、カンジをまず理解しましょう。
普段食べているお米、パン、普段着ている服、靴下・・・どこで作ったものか意識していますか?とくに国産品の場合、何県で作ったか意識していないと思います。消しゴムを買うとき、ノートを買うとき、、、意識しないですよね。都道府県ごとに通貨が違ったりしないし、新潟県で作られた消しゴムがどれだけ福島県に売られたかなんてだれも把握していません。県境を越えるときに許可が必要になるわけでもないし、チェックされることもありません。ましてや関税がとられたりもしませんね。東京の会社で働く人が神奈川県に住んでいたり埼玉県で働いていても珍しくも何ともありません。大阪の造幣局で造られた100円玉が北海道や沖縄で使われているなんて聞いても別に何も感じません。
ヨーロッパの国で日本より大きな国はどこでしょう?一度地図帳の後ろの方についているデータで調べてみてください。日本の都道府県ほど小さくはなくても、ヨーロッパの国は驚く程小さいし、人口も少ないです。そんな小さな国同士が競い対立し争って、征服し支配され殺し合ってきた歴史を顧みると、日本国内の都道府県のような存在になった方がヨーロッパ全体の利益になるのではないか?特にアメリカ合衆国という(ヨーロッパ人から見ると)新しい存在を意識すると、ヨーロッパの存在感がなくなるぞという危機感があってのEUです。市場統合というのは通貨の統一、商品とお金の移動の自由化、商品規格や経済制度の統一などを進めることで達成されます。これはEECやEC時代から熱心に取り組まれてきました。EUになってからは、外交・軍事などの政治分野でも統合しようと分野拡張がはかられているわけですが、経済分野はなおEUの中心的な役割にとどまっています。

まさやん

埼玉県で働いていても→埼玉県に住んでいても

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