稲作というのは、基本的に雨の多いところで行われます。田んぼに水を張るように、水がないと育たないんです。年降水量が1000mmを越えるようなところが生育環境的にはいいとされます。北部はそれほど雨は降らないので畑作が行われています。主に小麦、とうもろこし、大豆なんかが栽培されます。乾燥地域や高山地域では牧草は育ちますが作物は育たないので、羊とかヤクの遊牧が行われています。
A牧畜 B畑作 C稲作です。ちなみに、BとCの境界線は年降水量1000mm線であり、チンリン山脈=ホワイ川線とも言われています。
経済特区です。1979年に早く先進国に追い付きたいと思い、外国の技術や資本を取り入れるために、「外国の企業さん、税安くするから中国に進出してください」と作られたところです。
アモイ、スワトウ、シェンチェン、チューハイ、、海南(ハイナン)島の5つで覚え方は「(ア)(ス)は(シ)(チュー)(海)」「明日はシチューかい？」です。地図帳で場所もチェックしてください。
NIEsというのは、新興工業経済地域のことで、1970~80年代に急速に工業化とそれに伴う経済発展を遂げた国の総称で、アジアNIEsは韓国、シンガポール、台湾、香港のことです。
中国では、沿岸部は経済特区も設置されるような経済発展のめざましい地域で、北京とか上海とか僕たちがよく聞くような都市もすべて経済発展している地域です。一方で沿岸部は農村も多く経済的に遅れている地域も多くあります。漢民族といわれる人たちは90%以上を占め、それ以外の少数民族の人たちは10%にも満ちません。(とはいえ、14億の10%なので日本の人口くらいはいる)漢民族といわれる人たちは、一番上の問題で見たように、気候的にも地形的にも農業に適した東側(沿岸部)に集まり、それ以外の人たちは歴史的なプロセスから、追いやられて西側の乾燥地域、山岳地域に居住することになり、経済発展から取り残された地域も多いです。中国国内でも、そういった差別もありますが、あまり日本でも問題化されておらず、このことも問題ですね。今日か昨日のニュースでも、tiktokで少数民族の排除を訴えかけた少女を取り上げられていました。
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