都心とは、
官公庁地区(国の役所、都道府県の役所等とくに一自治体を超えた広域を管轄する役所)や
中心業務地区(CBD・企業の本社・支社のオフィスなどが集中)、
都心商店街(百貨店、高級ブランド店、家具・服飾などの高級店、珍しいジャンルの商店などが集中)
をまとめていう都市内部の一地域をいいます。
同じ都市の内部、鉄道の乗り換え駅付近に都心機能の一部を補う地域があった場合は副都心と呼びます。
都心は人も物も金も企業もお店も集中しますので、地価も高いし密集していますので新たな大規模施設を作ることはできませんし、設備が古くなっても立ち退かせたり一時休業させて立て直すことは非常に難しくなります。そこで、思い切って全然違った別のところに新しく副都心を作ったり、都心をまるまる移動させてしまうために行政主導でビル群が作られることがあります。これが「新都心」です。
例をあげると、東京ですと都心は東京駅のあたりです。具体的には、官公庁地区の霞ヶ関・永田町、中心業務地区の丸の内、都心商店街の銀座・日本橋の辺りです。副都心は新宿、渋谷、池袋です。大阪の場合ですと、官公庁地区の大手前、中心業務地区の御堂筋(梅田~難波)、都心商店街の梅田・心斎橋・難波の辺りが都心。副都心は天王寺です。全国にはいくつもの「新都心」は作られていますが、どれも都市地理学でいうところの都心にも副都心にも成長していなくて、名ばかりと言えます。