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ホルモズガーンの戦いです.
ササン朝の興隆に関して諸説があって断定的な話をするのは難しいです.
以下は参考程度に読んでください.
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まずパルティアが滅びたのはローマとの戦いで疲弊したのが直接的な原因でしょう.
そのどさくさに紛れてパールサの領主パーバグは領地を拡大し, パルティアからの独立を秘密裏に試みます.
一方, 表では反乱者殺害の功績を盾にアルタバノス4世に長子・シャープールを後継者にするよう圧力をかけます.
しかしアルタバノス4世は要求を拒否し, 全面対決に突入します.
パーバグは敗死しますが, 後継者争い[シャープールの死は諸説あります.]に勝利した次子・アルダフシールが立ちます.
彼はアルタバノス4世がヴォロガセス6世との抗争[内戦]と各地の反乱制圧に明け暮れている間に内陸部へ勢力圏を伸ばします.
決起から2年後の224年4月28日, 反乱者をとりまとめたアルダフシールの軍はパルティア軍とホルモズガーン[ラムホルムズ?]で激突.
この戦いでアルタバノス4世は戦死し, 後継権を有した公主を処刑することでパルティアは事実上滅びました.
しかしアルダフシールが祖父の名を冠したサーサーン朝を興すには, ヴォロガセス6世の駆逐, クルド人の戦い, 諸侯に自分の地位を認めさせるといった課題が残されていました.
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