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北九州工業地域ではなぜ他のところより食料品の割合が高いのでしょうか。

回答

✨ ベストアンサー ✨

おそらく、1枚目のような資料をみて17.7%と一番多いと感じているんだと思います。しかし、2枚目の写真を見てください。全国的に見たら日本の食料品工業全体の3.9%と全然多くありません。むしろ少ないです。
写真の1枚目は、各工業地帯、地域ごとの割合です。25兆円を100%としている京浜工業地帯と8兆円を100%としている北九州工業地域では例え同じ1兆円を食料品工業が占めているとしても、京浜にとっては4%ですが、北九州にとっては12%くらいになります。日本全体で見たときの北九州の食料品工業の割合を見た上で、全国で見ても有数の金額なのであれば、食料品が多いと言ってもいいと思いますが、そうではありません。どちらかというと食料品は、阪神や関東内陸などの都市近辺で多いとおもいます。鮮度重視の近郊農業が行われていたり、製品重量が重たいのでなるべく輸送費を抑えるために大消費地である都市周辺でビールや清涼飲料水などが作ったりするからです。北九州は、東シナ海、日本海に面していて魚が比較的多くとれるので、新鮮なうちに魚介類を加工してしまう、さっきの市場立地型(大消費地の近くで行われる)というよりは、原料立地型(原料となるものがとれるところで行われる)の性格が強いと思います。
北九州はかつては八幡製鉄所で栄えたものの衰退気味です。臨海型の重化学工業がメインです。

えい

詳しい回答ありがとうございました😊

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