力学的エネルギー保存則は任意の系(複数の物体、構成物を一つのシステムとみなしたもの)について、
(系の力学的エネルギー)=(系外の非保存力がした仕事)
が成り立ちます(証明略)。
今、A,B(滑車,糸)を系として見れば、糸の張力は内力である為、AとBのエネルギーが保存している訳です
実際、Aのエネルギー変化とBのエネルギー変化を足せば、それが示せます。
(注)本当は(糸の質量)≒0とみなせるときに限って
「糸の任意の微小部分にかかる張力が等しい」
が成り立つため、この言葉が無いときは力学的エネルギーはAとBのエネルギー変化を足しても正しい答えが出ません。