リアス海岸のできかたを説明すると
勾配が急な川があったとして、この川は、侵食の影響でV字上に削られていきますよね。このV字上の谷が、海面上昇か陸地の沈降で沈むとリアス海岸ができます。
すなわち、リアス海岸があるところはV字型の谷ができるようなある程度の急勾配の川が流れるような場所です。
例えば、北上高地から流れ出るところにある三陸海岸(宮城県)や野坂山地や丹波高地から流れ出る若狭湾(福井県)、紀伊山地から流れ出る志摩半島(三重県)、四国山地から流れ出る宇和島湾(愛媛)なんかがあります。日本に多いのは、日本の川が、急なので流れが早く、短いのでその勢いを保ったまま海岸に流れ出るからです。海外にも、リアス海岸の由来となるスペインのリアスハバス海岸や韓国南部などがあります。
リアス海岸が形成されるところは、養殖業が盛んです。まわりが囲まれていて波が穏やかでプランクトンも豊富だからです。でも、天然の漁港にはなりません。なぜなら、もともとV字だったものが沈んでるだけなので、図のように大型漁船は入れないからです。また、津波被害もひどくなります。大量の水が狭くなってるところに押し寄せるとどうなるかはわかりますよね？東日本大震災のようなことになってしまいます。いいこともあるけど、悪いこともあるということです。
似ていますが、フィヨルドは全く別ものです。そもそもできかたが違うので日本にはありません。
分かりやすく説明してくださりありがとうございました😊
よく分かりました！