国語
小学生

小学5年「固有種が教えてくれること」についての疑問です。
固有種が日本に移動してきた時にほかの動物が移動して殺されなかったのはなぜでしょうか

回答

それはね、固有種の祖先たちは突然ドカッと押し寄せたわけじゃなく、ゆっくり時間をかけて日本列島に「なじんで」きたです。ポイントはこんな感じ:
です:移動がゆっくり
氷河期につながった陸橋や近くの島伝いに、何千年・何万年もかけて少しずつ移動してきた。いきなり大量に来たわけじゃないので、もともといた生きものと調和しながらすみ分けができました。
共に進化してバランスがとれた
新しく来た生きものも、もともといた生きものも、お互いに「強い・弱い」「食べる・食べられる」の関係をゆっくり作りながら進化してきた。だから一方的に殺しあって絶滅…という極端なことにはならなかったです。
環境になじまないものは自然に消えます。
日本の気候や森のしくみに合わない種は、そもそも生き残れずに淘汰(とうた)されます。逆にうまくやれるものだけが残って、共存できる仕組みができあがりました。
――まとめると、固有種の祖先たちは「長い時間をかけてゆっくり来て、競争に負けたものは消え、残ったみんなでバランスをとりながら暮らしてきた」から、突然他の動物が一方的に殺されるようなことが起こらなかったと言われています

ゆきき

もしも聞きたいものがあればいつでもお伝えください。

この回答にコメントする

固有種というのは、もともとその土地に長い時間をかけてすみつき、ほかの生きものとバランスを取りながら進化してきた「その土地だけにいる種」のことです。ですから…

急にドサッと来たわけではない
日本列島は昔、氷河期に大陸と陸でつながっていた時期があり、そのとき数千年~数万年かけて少しずつ動物が移動してきました。突然どかっと大量に押し寄せたわけではないので、もともといた動物たちと自然にすみ分けができていきました。
競争に負けた種は自然にいなくなる
もし新しく来た動物がまったく同じエサやすみかをほしかったら、環境に合わなかったり、ライバルに負けて淘汰(とうた)されます。逆に、「うまくやれるヤツ」だけが残り、古い住人とケンカにならないようすみ分けが進みます。
もともと似た環境だから共存できた
大陸側と日本列島は気候や森のつくりが似ている場所が多かったため、急に「新参者が暴れて先住種を根こそぎ殺す」ほどの極端な変化にはなりませんでした。
――まとめると、固有種(正確にはその祖先たち)は

長い時間をかけてゆっくり移動し、
競争に弱いものは残らず、
環境の似た場所でうまくバランスを取りながら
日本に「なじんでいった」と、思います…

この回答にコメントする
疑問は解決しましたか?