中学校では、まだ「大鑽井盆地」を漢字で習うんですね。高校では「グレートアーテジアン盆地」で学びます。
「さん」の文字は、「賛成」の「賛」の字の上が「先」が2つになっています。
これは、「賛」の昔の字なんです。
たいへん個人的な意見ですが、これは漢字で書けなくていいと思います。
もう、地名を覚えて書く、という問題は、あまり出題されないし、地理では、なぜここがこうなっているのか、という仕組みがもっと大切なことですから。
どうしても覚えたい、というのであれば止めませんが、「グレート」がついたらオーストラリア、と覚えるくらいでいいと、高校生には言っています。
すみません、知りません💦
教えていただけますか?
これは「掘り抜き井戸」とも呼ばれるものです。
井戸を掘るときに、ふつうは、地面を掘って地下水が見つかったら、そこからポンプでくみ上げたりしますよね。
ところが、掘り抜き井戸は、もっと深い「被圧地下水」のあるところまで井戸を掘ります。
一見、面倒に見えますが、この井戸はうまくいけば、地下水にかかる圧力のために地下水が自噴(自然に噴き出す)します。
だから便利なんですが、こういう井戸がたくさんあるから「大鑽井盆地」と名付けられました。
オーストラリアだから、英語でグレートアーテジアン盆地といいます(アーテジアンは「掘り抜き井戸」の意味)。
下の図を参考にしてください。
ところで「鑽井」って何のことか、そして、それはどんなふうに利用されているか、知っていますか?地名が書けるよりも、そっちが大事です。