生まれ育った国を離れて、他の国で生活していく上で、言葉の壁があります。
あなたも、「明日からフランスに移住して暮らしていきなさい」と言われたら困るんじゃないでしょうか。
英語だったら、少しはわかるでしょうが、フランス語は…ってなりそうですよね。
仕事をする上でも、その国の言葉が使えないと、収入の多い仕事に就くことがなかなかできません。
しかし、イギリスの植民地支配を受けていた国では英語が、フランスの植民地支配を受けていた国ではフランス語が話せる人が少なくありません。これは、学校で学んでいたり、アフリカのように少数民族が多様で言葉を統一することをしたりという理由があるようです。だから、イギリスの植民地だったインドなどの南アジアや、アフリカの一部の国々からは、英語が使えるイギリスへ、アルジェリアなどの西アフリカの国からはフランスへ、仕事を求めての移民が多いんです。