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柳田国男の造語で、民間伝承を保持している共同体で、普通の人びとで構成される。日本語で平民や庶民というと貴族や武家の対語と思われ、また大衆や民衆という言葉には政治的語感が伴いがちなので、この語を用いた。柳田は知識人と常民を対立的に使い、常民こそ歴史を支えてきた存在であると考え、常民の生活を民俗学の研究対象とした。

『倫理用語集』山川出版社からの引用を少し変えました。

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