英語
高校生

関係代名詞のwhatは接続詞の働きも持ち合わせているのですか?
持ち合わせていたら理由も知りたいです

回答

関係代名詞は関係代名詞
接続詞は接続詞ですよ
だから関係代名詞whatは関係代名詞であって、接続詞ではありません。

ただし、whatに限ったことではなくて、
関係詞(関係代名詞も関係副詞も)は2文を1つにつなぐ役割・働きがあるのは確かです。

This is the book.と
I wanted to buy the book yesterdayを合わせて
→This is the book which I wanted to buy yesterday.
という感じです。

ただし、2文を1つにつなぐと言っても、関係詞の繋ぎ方は独特ですよね。
「昨日買いたかった/本」のように先行詞の名詞の部分でくっつける繋ぎ方をするのは関係詞の特徴で、辞書で接続詞と書いてあるものはこういう繋ぎ方をしませんから。

だから関係代名詞は関係代名詞であって、接続詞的な面もあることはあるけど、だからといってwhatが接続詞であるということにはなりません。
あくまで接続詞と共通する「働き」も持っている、というくらいです。

This is what I wanted to buy.
whatは「"先行詞を含んだ"関係代名詞」だから
the thing(s)+関係代名詞 になおすことができます。
the thing(s)が先行詞です。
1語のwhatのなかに先行詞と関係代名詞の両方が含まれている ということを
whatは「"先行詞を含んだ"関係代名詞」だ
という言い方をします。

で、さっきも言った通り
関係代名詞は、接続詞と共通する働きを持っていて、それはwhatもそうだということです。

シャイニ-

This is the book which I wanted to buy yesterday.
関係代名詞が接続詞的な働きを持ってると仰っていましたが上の文において接続詞的な働きというのは具体的には
This is the book と I wanted to buy yesterday.
を繋ぐ役割ということですか?
関係詞の接続詞の役割を具体的に理解できてないのかもしれません。

ののののの

まぁそういうことですね。

よくわからなかったら聞き流してくれていいですが
ここで言っている接続詞というのは
and / but / or (等位接続詞)というよりは、
ifとかwhenとかbecauseとかthat節のthatとか、つまり従属接続詞をイメージした方がいいですね。

接続詞的な働きというのは
2つの文をつないで1文にする、ということを言っています。
2つの文は、接続詞がなかったら2つの文のままですよね。接続詞があるから1文の中に2つの節(SVを含んだまとまり)ができます。

> 関係詞の接続詞の役割を具体的に理解できてないのかもしれません。

普通の接続詞は、名詞節か副詞節ですよね。
He said that he was watching the WBC game on TV at that time. →that節はsaidの目的語 =名詞節

When I called him, he was watching the WBC game on TV. →When節は副詞節

これに対して、関係詞節は
カンマなしの場合は、先行詞を後ろから修飾している形容詞節になります。カンマありの場合は、副詞節と考えるのがいいと思いますが、
理屈はともかくとして例文を見てください。

Mr.Smith has a daughter who is a doctor.
スミスさんには、"医者をしている 娘"がいる。

これを2文に分解すると
①Mr.Smith has a daughter
②She is a doctor
逆に、これを1文に繋げるときは
a daughterとsheが同じ人のことを指しているので、
sheをwhoに変えてa daughterのうしろに②の文を繋げる
という操作で1文にしています。

ポイントは、
"a daughterとsheが同じ人のことを指している"
ということです。sheをwhoにしているので、
a daughterとwhoは同じ人(=名詞)のことを指しています。
「関係"代名詞"」という名前はここからきています。
a daughterのことをsheではなくwhoに変えているから、sheが代名詞なのと同じで、whoも代名詞。

そうすると、元の文にもどって
Mr.Smith has a daughter who is a doctor.
この文は a daughter who のところは、同じ人を指す単語が2つ並んでいるということになります。

こう考えると、関係詞の繋ぎ方って独特でしょう?
同じものを表す単語(名詞)が2つ横並びになって、その後に主語動詞が続くなんてこと他にありませんよ。

カンマありの場合は、後ろから修飾しているとは言えないのですが、先行詞の部分で糊付けしているのは同じです。

シャイニ-

関係代名詞は2文を従意接続詞で一文にしている。
つまり、関係詞は何かと聞かれたら
節を作り節の中で代名詞の役割をしてるということでよろしいですか?

ののののの

そうですそうです。それは間違いないです。
「節を作り かつ 節の中の代名詞の働きをする」
これは他の品詞にはないものです。
とってもシンプルでいい説明ですね。
しかもこれの、代名詞 を 副詞 にかえると
そのまま関係副詞の説明になります。

ちなみに
「節を作り」とは、どんな節を作るのか?というと
カンマなしの場合は、先行詞を修飾する形容詞節
カンマありの場合は、先行詞の内容を後付けで説明する副詞節
と言えます。関係詞全般この説明で問題ありません。

この説明いただきます。とても良い説明です。

ののののの

ちなみに
> 関係代名詞は2文を従意接続詞で一文にしている。
この部分は正確ではありません。

従位接続詞と関係代名詞はもちろん別のものなのですが、
2文を繋げて1つにしている
という役割だけは同じだ というだけです。

「節を作り かつ 節の中の(代)名詞の働きをする」

この部分だけ頭入れておけばいいですよ。

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