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東海・中央高地・北陸から構成される中部地方は広範囲に渡り、それぞれの地域の自然環境や産業のあり方は大きく異なります。 注目すべきは、それぞれの地域で盛んな産業は日本有数の生産額を誇っている点です。 東海地方は中京工業地帯を中心と した工業が盛んな地域です。 中心産業は 織物機械の技術から発展した自動車工業です。 近年は陶器生産から派生したファインセラミックスによる医療や宇宙産業への参入など先進技術の発達もめざましいです。 農業は、温暖な気候と大都市への輸送が便利な点を生かして野菜や花の栽培などが盛んです。 これらは港を中心とした交通を生かしたものです。 中央高地は冷涼な気候を生かした野菜の抑制栽培や戦前の養蚕・製糸から果実栽培や精密機械工業への変化が見られる地域です。 北陸地方は広大な平野と豊かな水源を生かし日本の穀倉地帯として有名です。 また、 積雪による 冬場の農閑期を支える伝統工芸が盛ん で、近年は、 先端技術への応用や海外への輸出 など 新たな取組が進んでいます。
