倫理
高校生
解決済み

加藤弘之は、なぜ優勝劣敗の社会進化論を信じるようになったことでキリスト教や民権思想を批判したのでしょうか?
繋がりが分かりません

回答

✨ ベストアンサー ✨

_大雑把に言って、「優勝劣敗の社会進化論」は優生思想的、詰まり、優れたものが勝つ。人には、優れた人と劣った人とがいて、遺伝子で決定している。優れた者が、国家の運営を決定し、劣った者はそれに従っていれば良い。路上生活者よりも、捨て猫の方が大事。と、言う思想です。
_結果、国家は、人民に優先する。と言う思想です。
_全ての人民に自然発生的に平等な人権がある、と言うことは、遺伝子的な優劣から、必ず優劣が発生するので、自然発生的に平等な権利が発生するのは科学的ではない。という考えです。
_また、キリスト教に限らず、あらゆる宗教は教義と言う科学的ではない迷信を人民に植え付け、科学的な知識を拡める妨げとなる。と、言う考え方です。

_ざっくり、俺様天才。凡人は俺たち天才の言うことだけ聞いていれば良い、と言う、どっかのメンタリストとか、あっそ〜議員とか、故やべ〜議員とか、米俵・コメンテーターとか、そう云う、俺様の意見に従わない奴は、反対勢力的な考えです。
_優生思想に類似の思想では、対話・論議と言う概念は有りません。科学的・理論適用に正しいものがある筈であり、俺の知っているものが正しい理論だ、と言う考えです。

感覚が掴めました、ご丁寧にありがとうございます

ぺんぎん

【訂正】「科学的・理論適用」:誤→「科学的・理論的」:正。誤変換です。

把握です、有難う御座います

ぺんぎん

_皮肉なことに、優生学的な思想の成立には、ダーウィンやら、メンデルやら、といった科学者達の研究の他に、欧州で広く信じられて来たキリスト教の、キリスト教信者は神に選ばれた優れた人、信者ではないものは劣った人(場合に依っては人ですらない。)と言う考え方が土台となっていました。

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