歴史
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19世紀後半から1930年までイギリスが自由貿易を維持した理由について説明してほしいです
ブロック経済や金本位制に関連づけて800字程度で解答を教えていただきたいです

アメリカ経済

回答

19世紀後半から1930年までのイギリスにおいて、自由貿易は大きな役割を果たしていました。この期間、イギリスは工業化が進んだため、海外市場への需要を高めるために自由貿易を支持しました。以下に、19世紀後半から1930年までイギリスが自由貿易を維持した理由について詳しく説明します。

まず、ブロック経済に関してです。19世紀後半には、ヨーロッパの多くの国が自由貿易に反対して、自国の産業を保護するブロック経済を採用していました。これに対し、イギリスは自由貿易を維持することで、自国の産業が対外的に競争力を維持できるようにしました。また、イギリスは自由貿易によって海外市場に出回る多くの商品にアクセスでき、国内の消費者にとっても商品が安価で入手しやすくなりました。

次に、金本位制に関してです。イギリスは、19世紀前半に金本位制を採用し、金貨を発行することで貨幣価値を保障しました。この金本位制は、国際貿易において信用力と信頼性を高めることができ、イギリスにとって外貨との交換レートの安定につながりました。そのため、自国の貨幣価値を守ることができ、投資家からの信頼を維持することができました。

しかし、1930年代に入ると、イギリスは世界的な恐慌に見舞われ、多くの国が自国産業を保護するために関税や輸入制限をかける保護主義政策を取り始めました。これに対し、イギリスも自由貿易によって自国の産業を守ることはできないかと検討したこともありました。しかし、イギリスは自由貿易が自国の産業が対外的に競争力を保てることにつながるとの考え方から、自由貿易を維持することを決定しました。

以上が、19世紀後半から1930年までイギリスが自由貿易を維持した理由についての考察です。

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