地理
中学生

地理のやませについての問題です。やませは東北地方の太平洋側で被害が大きく、日本海側では被害が小さくなることまでは分かるのですが、
やませの影響に地域差が発生する理由がわかりません。

回答

やませは、オホーツク海方面の高気圧から東北地方の太平洋岸に向かって吹いてくる風です。
北の湖から吹くので、風の特徴は「冷たくて」「湿度が高い」風というイメージをまず持ってください。

その風が初夏から夏にかけて吹いてきます。
すると、「冷たい風」ですから気温が下がります。
「湿った風」だから、曇りや雨の日が多くなります。
それで、低温と日照不足で稲などの生育が悪くなります。

この風が日本海側に来る時に、奥羽山脈を越えます。
湿った風が山を越えるときには、山の風上で雨を降らせるので、乾いた風が山から日本海側に吹き下ろします。
するとフェーン現象(のような現象)が起こって、気温が高くなります。
だから、日本海側では晴れた日が多く、気温も比較的高くなります。

こうして太平洋側と日本海側で大きく違ってしまうのです。

莉奈

ありがとうございます。よくわかりました!

地道な地理

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