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中国は社会主義の国です。
社会主義国の経済は、もともと計画経済といって、政府の指導の下で農業も工業も生産活動をしていました。
工業は、国営企業で、政府の立てた計画に基づいて労働者は働いていました。
しかし、そのやり方では企業間の競争がなく、労働者の生産意欲も高まらず、先進国の工業発展に比べて伸び悩みました。
そこで、改革開放政策に転換し、先進国の企業を積極的に受け入れることにしました。
ただ、社会主義の仕組みは日本や欧米と違うので、経済特区を設定してそこに誘致しました。
中国は物価が安く、人口も多いので、安い賃金で働いてもらえる豊富な労働力があり、先進国の企業にとっては大きな魅力でした。
中国にとっても、先進国の進んだ技術の工場が建設されて雇用の場ができただけでなく、そこで地元の人たちが働くことで労働者が進んだ技術を身につけることができました。
中国はまだ発展途上国です。
1人あたりGNI(国内総所得)を比較すると、日本の38000ドルに対して中国は8260ドル。
所得が少ないということは、もちろん貧しいと言えますが、それでも生活できるくらいに物価が安いとも言えます。
経済発展するにつれて、人々の生活が豊かになると、お金の流通量が増えて、物価も上昇します。
ですから、一般的に先進国は物価が高く、発展途上国は物価が安い。
東南アジアでも安い賃金の労働力が得られるのも同じ仕組みです。
1人あたりGNIのデータは、地図帳に載っていた2016年のものです。
そうなんです。
中国の人口は日本の10倍ですから、トータルのGNI(GDP・国内総生産と「ほぼ」同じ値)は日本よりも多くなりますが、1人あたりにすると、日本よりも少ないんです。
ありがとうございます😊
ちなみに中国は物価が安いのはなぜだかわかりますか?
原料が安いのですかね…