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設問1、設問2、設問3 あってますよ
【基礎事項】
房室ブロックについて
PQ時間が基準(基準は0.12秒以上0.20秒未満)より、長いからとりあえず、房室ブロック。
※なぜ、PQ時間が長い=房室ブロックになるのか分からなければ質問してください
房室ブロックには、Ⅰ度房室ブロック、Ⅱ度房室ブロック モービッツⅠ型、Ⅱ度房室ブロック モービッツⅡ型、
Ⅲ度房室ブロック、があります。
Ⅰ度房室ブロックとはPQ時間が基準より長く、このPQ時間は一定である、という特徴があります。
Ⅱ度房室ブロック モービッツⅠ型、とはPQ時間が基準より長く、
このPQ時間はだんだん伸びていく、という特徴があります。
Ⅱ度房室ブロック モービッツⅡ型、とはPQ時間が基準より長く、
このPQ時間は一定ですが、突然QRS波が消える、という特徴があります。
※Ⅰ度房室ブロックとの違いはQRS波が消えるかどうか、ということ
Ⅲ度房室ブロックとは、心房から心室に刺激が完全に伝わらない状態なので、
P波はP波、QRS波はQRS波で、それぞれがバラバラに周期的に動いています。
問4 4
一見、PQ時間がだんだん伸びているようにみえますが、赤丸の部分に着目してください。
ここに、P波がありますよね。なぜか、T波の前にP波があります。
ここだけを見ると、P波が速く生じてしまった、すなわち、上室性期外収縮だと思うかもしれませんが、
P波の形は正常だから、上室性期外収縮ではありません。
※通常より、速く波が生じることを期外収縮といいますよね。
そこで、P波同士の間隔、QRS波同士の間隔を見ていきます。
とりあえず、QRS波同士の間隔は一定だとすぐにわかりますよね。
P波に関してですが、T波に重なったりしていて分かりにくいですが、P波同士の間隔も一定です。
でも、PQ時間は一定ではありません(だんだん伸びていったりしているわけでもない)。
すなわち、心房から心室に刺激が完全に伝わっていないことが考えられるから、
答えはⅢ度房室ブロック。
続く
問3は1で合ってますか?
問3あってますよ。
問4 一見、Ⅱ度房室ブロック モービッツⅠ型に見えますよね。
でも、よく見ると3拍目のT波の前にP波が見られるので、なんか違う気がする、となります。
心電図は波形を覚えるのではなく、なんでそのような波形になるのか、を少しでも理解すると、忘れにくくなりますよ。
ありがとうございます。
問7が心房細動、問8が心室細動だと思いました。
心室細動は、P波、QRS波、T波がなく、全く不規則に基線がゆれるから。だと考えました。
心房細動の理由がわかりません。
教えていただきたいです。
よろしくお願い致します。
問7 問8 あってますよ。
心房細動の特徴は、
f波が生じていて(基線が細かく揺れていますよね)、
不整脈(QRS波の間隔が一定ではないですよね)、
QRS波の形は正常、です。
ちなみに、今回の選択肢にはないですが、心房細動と心房粗動の違いも理解しておいて
くださいね。
結構、心電図読めてますね。すごいです。
教えて下さりありがとうございます。
心房細動と心房粗動の違いについても学習しておきます。
問1から3も、答えは分かりましたが理由があやふやなので教えていただきたいです。
よろしくお願い致します。
問1 変形したQRS波が、予想されるより早く出現しているから。
問2 変形したP波が、予想されるより早く出現しているから
問3 PQ時間が基準より長く、PQ時間は一定だから。
問5 3
とりあえず、PQ時間が基準より長いから、房室ブロック。
PQ時間は基準より長いですが、一定です。
そして、3拍目で、QRS波が消えているから、Ⅱ度房室ブロック モービッツⅡ型。
仮に3拍目で、QRS波が消えていなければ、Ⅰ度房室ブロックになりますよ。
問6 2
とりあえず、PQ時間が基準より長いから、房室ブロック。
PQ時間はだんだん長くなっています。
そして、3拍目と9拍目で、QRS波が消えているから、Ⅱ度房室ブロック モービッツⅠ型。
分からなければ質問してください
続きは明日教えますね