回答

河岸段丘の代表例としてよく出てくる、群馬県沼田市の地形図です。等高線の間隔が狭いところが急な斜面だと言うことはわかりますか?この地図の中にも、等高線の間隔が狭いところと、間隔が広いところがありますね。狭いところが段丘崖、広いところが段丘面です。河岸段丘ができるしくみは、元々平野だったところが、「侵食の復活」で削られて、急な崖と比較的平らな面ができるので、段丘崖と段丘面はセットです。
問題に出ている地形図でも、等高線の間隔が狭いところがあって急斜面があるということは分かります。ただし、段丘面があるかというと、けっこう等高線がごちゃごちゃしていますね。これは、地面に起伏があることを示しています。沼田の地形図と比較すると違いが分かりますね。
ちなみに、この問題のポイントは、この地形図を見てカルスト地形のものだとわかるかどうか。溶食によって凹んでいるところがある(地形図をよく見るとわかります)のがカルスト地形の特徴で、河岸段丘には見られません。

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下の画像の通り、段丘面があると等高線は線同士の間隔が狭いところと広いところが繰り返されるので、この地形図には段丘はありません。
二枚目の画像は海岸段丘ですが参考までに。

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