回答
アミロースとは?
アミロースとは、α-グルコース分子同士がひたすら1位と4位でグリコシド結合しまくっている状態なのですが、
ひたすら1位と4位という部分が重要です。というのも、6位を意地でも無視しようとしているのです。
実は、この6位を意地でもつかわないというのが、アミロースの特徴であり、アミロペクチンとの違いでもあるのです。
ひたすら同じ向きにα-グルコースを結合していくのです。すると、
アミロース,グリコシド結合,
このように最初は90°で結合するのですが、この状態が不安定なので、広がり110°になります。こうなると、どんどんらせん状になっていきます。
アミロース,構造,螺旋構造
また、ヒドロキシ基がらせん構造になっていきます。
アミロペクチンとは?
アミロペクチンとは?α-グルコースが基本的に1位と4位がグリコシド結合して高分子化したものです。
アミロースとアミロペクチンの構造を比較するとこのようになります
アミロース,構造
このように枝分かれ無しで、どんどんらせん状になっていきます。
アミロペクチンの構造
アミロースはひたすら、1位と4位だけがグリコシド結合をしていったが、アミロペクチンは時々1位と6位が結合する事で枝分かれをしている。
ちなみに、アミロペクチンも、デンプンの一種なので枝分かれしても、『反転せず結合する』というこだわりは残っています。
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