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関東ローム層
関東地方のほぼ全域をおおっている、富士山や浅間山の噴火によって広く拡散した火山灰が粘土化した土壌によってできた地層を関東ローム層といいます。
ロームとは粘土分の多い粘り気の強い土壌をさす英語です。粘土の含有率が25~40%のものを地質学上の用語でロームといいます。
関東ローム層は、火山灰が堆積し、火山灰に含まれていた金属分が酸化されて粘土となった、いわゆる赤土によってできているのが特徴です。
高台や台地を構成しているので農業用水の確保が難しいこと、火山灰でできた土壌であることから植物の生育に必要な栄養分をあまりふくまないことなどから、農業、特に稲作には向かない土地でした。
そのため現在でも畑作がさかんで、群馬県はキャベツ、きゅうり、こんにゃくいも、栃木県はいちご、かんぴょう、茨城県はメロン、はくさい、千葉県はらっかせい、ねぎ、埼玉県はブロッコリーなどの日本有数の産地となっています。
参考 http://blog.livedoor.jp/aritouch/archives/2709121.html