私なら貧乏な人間が良いです。
お腹いっぱい餌を食べられる豚は確かに日々が幸せで、特に未来を心配することもなく、気ままに暮らせます。しかし豚は餌を与えられる人が必要で、自分で自分の将来を決められません。自分で考えて選ぶ、ということが出来ません。貧乏な人間なら、それが出来ます。その先にあるものはきっと、豚には掴めない程に豊かで素晴らしいものがあるのではないでしょうか？
恐らく「餌を食べられる豚」は、日々の生活だけを気にして、国や会社から与えられるお金や食事だけを楽しみ、自分で何かを考えて行動するという事の無い人の喩えかなと。
「鶏口となるも牛後となるなかれ」ということわざがあります。物事を深く考えず、人の言うことだけ聞いていればいい、お金も食事も手に入るという生活は楽で魅力的ではありますが、私はそれを虚しい、寂しいと思ってしまいます。
人はどうして生きるのかという疑問の答えは簡単には出せませんが、少なくともそれを考える権利は持っておきたいと私は思います。
なぜ、