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よくイデア界を喩える時に、「洞窟の比喩」が用いられます。
私たちが今、見ているものはイデア界にあるイデアの影(三角形には三角形のイデアがあるように、全てのものにはそれに対応するイデアがあります。)、つまりはぼんやりとした不完全な存在であるというのがイデア論です。
プラトンは真の知とは、理性によってのみとらえられる完全な存在(＝イデア)について知ることだと説きます。その中でも、私たちが認識している世界(＝現象界)にイデアの影を作り出す光の正体、例えるならイデア界の"太陽"を知ることが哲学の最重要課題だとプラトンは言います。その"太陽"こそが 善のイデア です。善のイデア はイデア界の最高のイデア、光の源だということです。
善のイデアとは善と言う言葉の本質を言います。善の本質とは「それ」があるから善と言えて「それ」が無ければ善とは言えないもの、を言います。善のイデアとはあらゆる善、善いと思えるものに必ず共通して必ず存在しているものを言います。
プラトンはイデアと言うものをまだよくわかっていません。ですから太陽の比喩などでしか示すことが出来ないのです。イデアとはその言葉の本質であり言葉の数だけイデアはあります。まずイデアが在ってそれに名前を付けて言葉が出来るのです。つまり善のイデアが在ってそれに名前を付けて「善」と言う言葉が生まれるのです。
イデアの説明はなかなか難しいのです。善かったら下記のリンクに詳しく書いてありますので読んでください。
https://ameblo.jp/shinwood/entry-12757100389.html