めちゃ詳しい 中学英文法 〜関係代名詞編〜
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中学全学年
関係代名詞についてめちゃ詳しくまとめました。そこそこ長い期間作っていたので、文体や表現方法がやや変化しています。
とにかくいろんな情報を詰め込んだので情報が多すぎるかもしれません。
見切り発車で作成したため間違いがある場合があります。
【訂正】
今の所ありません。
ノートテキスト
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目次 関係代名詞 主語になる関係代名詞 主な、関係代名詞の扱い方 ・2つの文を1つにまとめよう •who, which,thatの使い分け P3-6 目的語になる関係代名詞 ・2つの文を一つにまとめよう P7-13 ・関係代名詞の省略 持ち主を表す関係代名詞 P14-15 ・2つの文を1つにまとめよう <発展> 迷ったら that を使うべきか? 関係代名詞(まとめ) P15-20 関係代名詞の活用 . 関係代名詞の判別 P21-46 ・関係代名詞の省略、関係代名詞"that" ・関係代名詞の文の訳し方 ・関係代名詞を使った英作文 ・関係代名詞の用いた文の読解(総合問題AB) 付録 参考元 総合問題A・B 全文と和訳 -2-
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主語になる関係代名詞 次の2文を考えよう。 I bought the book. (私はその本を買った。) The book is popular. (その本は人気である。) 別に、2文を続けたままでも意味は通るので問題はないが、文の長さが短 く、若干煩わしく見えてしまう。 そのため、この2つの文を1つにまとめた い。この時に用いるのが 「関係代名詞」 である。 関係代名詞を用いた文の作り方について、 先ほどの文を参考にしながらみ てみよう。 <例> 例文1 I bought the book. D The book is popular. ①まず、下の文を上の文の後半に挿入します。 I bought the book the book is popular. which (that) ②"the book” が2個連続するため、 後ろの "the book” を関係 代名詞 which (もしくはthat) に置き換えます。 I bought the book which is popular. ③無事完成しました。 例文訳 「私は、人気の本を買った。」 ※「関係代名詞のまとめ」までの章では、関係代名詞を用いた文の作り方について、 このよ うに説明している。 しかし、この説明は理屈を立てた説明であるため、 実際に問題をとく時 には 「関係代名詞のまとめ」で紹介する考え方を用いたい。 -1-
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<詳しい解説> I bought the book which is popular. 先行詞 関係代名詞(主) 関係詞節 ある名詞に説明を加えるためのつなぎ役となるものを「関係代名 詞」という。前ページでの例文では、 "which"以下の部分である"is popular"が"which” の直前の名詞"the book” を説明している。 この時、説明される名詞を先行詞といい、 説明している部分を関 係詞節という。 主節(メインの部分) 関係詞節 I bought the book which is popular. 主語 動詞 目的語 主語 動詞 私はその本を買いました。 その本は人気です。 先ほどの例文は、 作り方からわかるように、 上のような主節(メ インの文章)と、 関係詞節で分けて考えることができます。 この時、関係詞節に注目すると、 関係代名詞 which はこの節の中 で主語の働きをしていることがわかります。 例文2 主節(メインの部分) 関係詞節 saw my teacher who runs fast. 主語 動詞 目的語 先行詞 主語 動詞 関係代名詞 私は担任の先生をみました。 担任の先生は速く走ります。 先行詞が「人」を表す名詞の時は、関係代名詞にwho (もしくは that) を用います。 対して、 「物」を表す名詞の時には、関係代名詞 にwhich(もしくはthat) を用います。 また、前ページのように文をつなげるため、上の例文のように、 関係詞節の中に三単現のsが入ることがあります。 -2-
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練習 次の2つの文章を下の指示に従って、 関係代名詞を用いた1文に直し ましょう。 ①l like the actor. (私はその役者が好きだ。) ②The actor plays the role very well. (その役者はとても上手に役をこなす。) 例文3(練習も兼ねています) I like the actor ②を①後半に挿入します。 The actor plays the role very well. I like the actor the actor plays the role very well. "the actor" が重複するため、 赤線部 "the actor" を関係代名詞に置き換えま す。この時、先行詞となる黄線部"the actor"は、「 人」を表す名 詞のため、ここでは関係代名詞として who ”を用います。 I like the actor who plays the role very well. 完成しました。訳は 「私は、役をうまく演じるその俳優が好きです。」となります。 -3-
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練習 次の2つの文章を指示に従って、 関係代名詞を用いた文章に直しな さい。(ただし、関係代名詞that は用いないこと。) また、①の文の後ろに②の文がくるように文を作ること。 ①l eat an apple. (1) ②An apple is grown in Aomori. ①l watched the movie. (2) ②The movie was funny. (3) ①l spoke to my friends. ②My friends like watching movie. 解答 (1)leat an apple which is grown in Aomori. (2) I watched the movie which was funny. (3) I spoke to my friends who like watching movie. -4-
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<補足> 関係代名詞 which,who,thatの使い分け (関係代名詞が主語になる場合) ここで、また例文1と2を参考にして、関係代名詞の使い分けを考える。 例文1 I bought the book which is popular. 先行詞 モノ I bought the book that is popular. 先行詞 関係代名詞 関係詞節 例文2 saw my teacher who runs fast. 先行詞 saw my teacher that runs fast. 先行詞 関係代名詞 関係詞節 ある名詞の後ろに、詳しい説明を付け加えるための接着剤としての語を 「関係代名詞」と呼ぶ。この関係代名詞について少しまとめてみると、 上の文のようになる。 また、もともと2文だったものを関係代名詞を用いてくっつけているの で、文を途中で分解して、考えることもできる。 ここで、関係代名詞から後ろの部分に注目すると、 関係代名詞は関係詞 節の主語になっていることが分かる。 例えば、 例文1では「人気である」 の主語は“which" (つまり"the book") となるし、 例文2では「速く走る」の 主語は“who"(つまり“my teacher") となる。 このような時、関係代名詞と してはwho,which,thatの3つのうちどれかを使う。 「先行詞が「人」 の時 "who"、 「物」の時"which” を用いる。 ま た、“that”は先行詞が 「人」 「物」のどちらでも使えるが、先行詞が 「人」の時は基本的に "who” を用いることが多い。 また、 先行詞が「人と 「物」のような時は "that" を用いる。 (次ページ 例文4を参照) -5-
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例文4 先行詞 人と物 ■注意! saw the boy and a dog that 先行詞 walked in the park. 関係代名詞 関係詞節 (訳:私は、公園を歩く少年と犬を見た。) 先行詞" 〜 a dog” を見て、「犬」は物ではないと考えるてしまいますが、 関係代名詞的には「動物」も 「物」として扱うため、 「人と物」になりま す。ただし、関係代名詞"who” を用いる表現も見受けられます。 (定期テス トや模試ではこの場合 "that" を用いる方が適切です。) -6-
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目的語になる関係代名詞 もう一回、例文1で用いた次の2文を考えよう。 I bought the book. (私はその本を買った。)…A The book is popular. (その本は人気である。)... B 例文1では文Aの後ろに文Bを挿入した。 では、逆に文Aを文Bに挿入することはできるのだろうか。 例文5 <例> The book I bought the book. Lis popular. ①まず、下の文を上の文の後半に挿入します。 The book I bought the book is popular. which (that) ②"the book” が2個重複するため、 後ろの "the book” を関係 代名詞 which (もしくはthat) に置き換えます。 The book I bought which is popular. ③関係代名詞を先行詞となる名詞の 直後にずらします。 The book which I bought is popular. ④無事完成しました。 例文訳「私の買った本は、 人気です。」 -7-
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1各手順の補足 ①例文1では触れませんでしたが、文を挿入する場所は詳しく説明したい名詞 の後ろになります。 例文5では、 "the book” を詳しく説明したいので、この 後ろに文Aを挿入します。 ②関係「代名詞」とあるように関係代名詞には重複する語を置き換える働き をそもそも持っているというイメージを持つと理解しやすいです。 ③ 「"which"以下は "the book” を詳しくしている」ということをわかりやすく するために、説明する名詞の後ろに関係代名詞を置くことが原則となりま す。 <詳しい解説 > The book which I bought is popular. 先行詞 関係代名詞(目) 関係詞節 ある名詞に説明を加えるためのつなぎ役となるものを「関係代名詞」 という。例文5では、 "which"以下の部分である "I bought"が"which”の直 前の名詞"the book” を説明している。 この時、説明される名詞を先行詞といい、 説明している部分を関係詞 節という。ここの説明はほぼ例文1と同じである。 では、 例文1と大きく 異なる部分はどこだろうか。 例1 「bought the book which 空白 is poular. 155 The book which I bought 空白 is popular. 例文1では whichより後ろの節の主語がなくなっている。 (whichが関係 詞節の主語の働きをしているから。) 一方で、 例文5 では whichの後ろの 節の目的語(bought の後ろに来る語。ここでは「何を買うか」を表す) がなくなっている。(which が関係詞節の目的語の働きをしているから。) この関係は後の英作文に大きく役立つ。 -8-
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1 補足 「主語になる関係代名詞」の章でも触れたように、 先行詞が 「人」か 「物・ 「動物」かで関係代名詞が変わる。 「先行詞が「人」の時は関係代名詞は"who”,「物・動物」の時は"which” を用い る。また、例文1と5で日本語訳が若干異なることにも留意してもらいたい。 詳しくは、「関係代名詞の活用」の章で触れます。 -9-
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練習 次の2つの文章を下の指示に従って、関係代名詞を用いた1文に直し ましょう。 ①l like the actor. (私はその役者が好きだ。) ②The actor plays the role very well. (その役者はとても上手に役をこなす。) 例文5 <例> The actor I like the actor. uplays a role very well. ①まず、下の文を上の文の後半に挿入します。 The actor I like the actor plays a role very well ___who (that) ②"the book” が2個重複するため、 後ろの "the book” を関係 代名詞 who (もしくはthat) に置き換えます。 The actor I like who plays a role very well ③関係代名詞を先行詞となる名詞の 直後にずらします。 The actor who I like plays a role very well ④無事完成しました。 例文訳「私が好きな俳優は役を上手に演じる。」 -10-
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練習 次の2つの文章を指示に従って、関係代名詞を用いた文章に直しな さい。(ただし、 関係代名詞that は用いないこと。) また、②の文の主語を、解答の文章の主語にすること。 ①l eat an apple. (1) ②An apple is grown in Aomori. ①l watched the movie. (2) ② The movie was funny. ①l spoke to my friends. (3) ②My friends like watching movies. 解答 (1) An apple which I eat is grown in Aomori. (2) The movie which I watched was funny. (3) My friends who I spoke to like watching movies. -11-
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<重要> 関係代名詞の省略 例文5を考える。 The book which I bought is popular. 例文5の構造は下の通りである。(8ページ参照) The book which I bought is popular. 先行詞 関係代名詞(目) 関係詞節 ズームアップ! 先行詞 関係代名詞 主語 動詞 一般的に、このように関係代名詞の後ろに主語(名詞) がある時は関係代名詞 を省略することができる。 つまり、 先行詞 となるので例文5は The book 先行詞 主語 動詞 I bought is popular. 関係詞節 と書き直すことができる。 しかし、 例文1のような I bought the book which is popular. 先行詞 関係代名詞 (主) 関係詞節 では関係代名詞を省略することができない。 -12-
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これは、例文1が例文5と異なり、 関係代名詞の後ろに主語がないからであ る。 先行詞 関係代名詞 例文1の構造。 例文1の部分と見比べてみよう。 <補足> 動詞 関係代名詞が省略される英作文はこの後の章 「関係代名詞の省略」で取り扱います。 <例 例文 6 This is a book which I was looking for. (これは、私が探していた本です。) This is a book | was looking for. <おまけ> for for この英文の後ろに “for a long time (長い間)" を入れると、 "This is a book which I was looking for for along time.” となり、 "for" が2連続する不思議な文章が出来上がりますが、これは文法的に正しいで す。このような同じ前置詞を2回続けさせて不安にさせる問題は不定詞で もごく稀に出てきます。 類似 「関係代名詞の活用」 <おまけ> that that that that that) -13-
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持ち主を表す関係代名詞 次の2文を考えよう。 I know the boy. (私はその少年を知っている。) The boy's mother is a famous singer.(その少年の母は有名な歌手だ。) この2文も関係代名詞でまとめられる。 そこで、まとめ方をみてみよう。 <例> 例文7 I know the boy. The boy's mother is a famous singer. ①まず、下の文を上の文の後半に挿入します。 I know the boy the boy's mother is a famous singer. whose ②"the boy" が2個連続するため、後ろの "the boy"を関係 代名詞 whose に置き換えます。 I know the boy whose mother is a famous singer. ③無事完成しました。 例文訳「私は、 私は、母が有名な歌手のその少年を知っ ています。」 -14-
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<詳しい解説 > I know the boy whose 先行詞 関係代名詞(所) mother is famous singer. 関係詞節 例文7は関係詞節の先頭の名詞"mother” の所有者を示す語が関係 代名詞" whose" となる。 "whose" の後ろには必ず名詞がくる。 しかし、whoseは省略することができない。 ここでは“that” を使うことができず、 先行詞が物でも "whose" を使 う。 (超重要) まとめ 今までは関係代名詞を用いた文の作り方を視覚的に紹介してきた が、ここからは、 その方法を発展させた文法チックな説明を入れ ている。 次の章「関係代名詞の活用」に行く前に関係代名詞のまとめをみ てみよう。 <例> <補足> ここからは、英文中の主語にあたる語をS、 動詞にあたる語をV、 形容詞等にあたる語をC (補語と言う)、 動詞の対象をO(目的語: ○○が△△を〜する とあった時、「~する」の目的語は 「△△」 となり、これを○(オー) と略す。) found this book Interesting. 主語 動詞 目的語 補語 S V C 英語では基本的に(主語) (動詞) が連続する、いわゆるS+Vが文の中 心を担っている。 この英文の訳は 「私はこの本を面白いと思う。(分 かった)」となり、“this book”は“found(〜を・・・と思う、〜 が・・・と分かる)" の 「~」の部分に当てはまることが分かる。 (Cについてはおまけ程度で書いたのであまり気にしなくていいです) -15-
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名詞のカタマリ 名詞 先行詞 関係代名詞 説明(関係代名詞節) 不完全な文 (上の図参照)関係代名詞は、 ある名詞の後ろに置き、その後にその名詞 を説明する節をつなげることで、その名詞をより詳しく説明するための 役割を持つ語である。 この時、説明される名詞を先行詞という。 また、 関係代名詞より後ろの、 先行詞を説明するための節を関係代名詞節と呼 ぶ。 <補足> 文と節の違い 関係代名詞の後ろには、 「文」ではなく、 「節」というものが繋がる。 そもそも、ある英単語の並びが 「文」と呼べるには、 『SV』が最低でも 必要である。しかし、Vが動作の対象を必要とする時、 例えば"eat (~を 食べる)”がVに来るときに、 "leat." のように 『SV』だけだと「何を食べ るか」が書かれていないため、 文として成り立つことができない。 このようなものは、文としては成り立たず、他の語の後ろにくっついて、 メインの文の意味の手伝いをする「節」として働く。 つまり、ここで言いたいのは「関係代名詞節が完全な文になること 「はありえない」ということである。 補足でも書いているが、 関係代名詞節が完全な文になることはありえな い。これは、関係代名詞が出てくる文法問題において、 大きなヒントと なる。(ちなみに、ここまでの説明で何回も「~が重複しているので関係 代名詞に置き換える」と書いているが、それは、このことを感覚的に捉 えることを目的としている。 「関係代名詞のまとめ」の部分を読み終わ ったら、一旦見返してみてもいいと思います。) -16-
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では、関係代名詞節が完全な文になることはありえないとはどういった 意味なのでしょうか。 関係代名詞節の主語がない I love the tree which is very tall. 名詞のカタマリ 説明(関係代名詞節) 名詞 (先行詞)」 | love the tree which is very tall. V C 上の文章の訳は 「私は、高いその木が好きです。」 となります。 "love" 以降が、大きな名詞のカタマリになっています。 ここをみてみる と、関係代名詞"which” の後の文章には、主語がありません。 これは、関係代名詞" which” が関係代名詞節の主語の働きをしているため です。このとき、 『 (名詞) + (関係代名詞) + (~を・・・する等)』 となり、「~を・・・する (名詞)」という意味を持ちます。 このとき、 先行詞が人ならばwho, モノや動物ならwhichを用います。 練習 次の文章を日本語に訳しなさい。 (チャレンジ:上の例文のように英文を分解してみよう 解答→P) This is my teacher who teaches math. 訳: こちらは、数学を教えている私の先生です。(例) -17-
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関係代名詞節の動詞の目的語がない The woman who he respects is writer. 名詞のカタマリ 説明(関係代名詞節) 名詞 ( 先行詞) The woman who he respect is a writer. S V ~ 上の文章の訳は 「彼が尊敬するその女性は作家です。」 となります。 "The woman respect"が、 大きな名詞のカタマリになっています。 ここ で注意したいのは関係代名詞節の動詞"respect (~を尊敬する)”です。 この"respect"は、後ろに対象となる名詞、いわゆる目的語を必ずとりま す。ですが、この文章ではそのようなものはありません。 これは、関係代 名詞“who”が関係代名詞節内の動詞"respect" の目的語となっているためで す。つまり、“he" が respect"するのは、 "who (=the woman) "となります。 このとき『(名詞) + (関係代名詞)+(~が・ ・する)』となり、訳は . 「~が・・ する(名詞)」となります。 関係代名詞は、 人の時"who" 動 物、モノの時"which” を用いますが、省略することもできます。 練習 次の文章を日本語に訳しなさい。 (チャレンジ:上の例文のように英文を分解してみよう 解答→P) I want to visit to the restaurant my father likes. 訳: 私は、父が好きなレストランに訪れたい。 (例) -18-
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所有格がない I live in the house whose roof is blue. 名詞のカタマリ 名詞 ( 先行詞) 説明(関係代名詞節) live in the house whose roof is blue. S V C 上の文章の訳は「私は屋根が青い家に住んでいます。」となります。 "the house blue" が、 大きな名詞のカタマリになっています。 一見すると、関係代名詞節は文章が成立しているように思えます(「屋根 は青い」)。 しかし、ここでは「何の (屋根)」 かが欠落しています。これ を、関係代名詞" whose" が補っています。 この時、『(名詞) + (関係代名詞)+(○○が~)』となり、「(名詞)の○○ が~」という意味を持ちます。ここでは先行詞が何であろうと関係代名 詞" whose" を用います。 練習 次の文章を日本語に訳しなさい。 (チャレンジ:上の例文のように英文を分解してみよう 解答 P) I saw a girl whose eyes are blue. 訳: 私は、目が青い少女を見た。 (例) -19-
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以上が関係代名詞の詳説を含めたまとめです。 「関係代名詞節は文の要素の何かが足りない」ということが分かってい ただけたでしょうか。 関係代名詞節の何の要素が足りないかを見抜くこ が、問題を解くために必要です。 長ったらしく解説しても、実際に解いた方が早いため色々な例題を用意 しました。 1補足 「関係代名詞の主語の所有格がない」の部分では "roof is blue” を 「文として 成立している」と書きました。 では、 何を持って「文章が成立している」とい うのでしょうか。 まず、 英文を構成する単語には、その語が果たす役割に応じ て「主語 S」「動詞 V」 「目的語」 「補語」 と割り振られます。 英語の文章は5パターンだけで構成されており、 『SV』 She run. (彼女は走った) 『SVC』 Roof is blue. (屋根は青い) 『SVO』 I met him. (私は彼に会った) 『SVOO』-show you the town. (あなたにこの街を案内しよう) 『SVOC』 He found reading book is fun. (彼は読書が楽しいとわかった) この並び順で英文が成立しています。 つまり、この並び順ならば、文章は成立し ます。 "roof is blue." は 「SVC」の並びになるので文章としては(一応) 成立するの です。 -20-
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関係代名詞の活用 関係代名詞の判別 例題1 英文中の( )に当てはまる語を次の1~3の中から一つ選びな さい。 I want the book ( ) my teacher wrote. ① who ② which ③ whose 解説と答え 英文の中にある要素を分解して考えていきましょう。 メインの文は、「I want ○○ (私は○○が欲しい。)」 となります。 ○○に、 "the book " が入り、 関係代名詞で詳しく説明されています。 まとめると下図のようになります。 名詞のカタマリ 名詞 (先行詞) 説明(関係代名詞節) | want the book 関係代名詞 my teacher S wrote V すると、関係代名詞節は『My teacher wrote (私の先生が書いた)』とな り、「S + V」になります。Vである動詞"wrote (write)"は 「~を書いた (書 く)」なので、「何を書いたか」 を表す目的語が必要ですが、ここにはあ りません。よって 「関係代名詞が目的語を表す文」 なので、 ③は誤り。 先行詞は「本」 つまりモノなので①は誤り。よって正解は①です。 -21-
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練習 英文中の( )に当てはまる語を次の1~3の中から一つ選びな さい。 ① who which ③ whose (1) She read the book ( ) is written by famous person. 解答 ② (2) I will help my father ( ) is working busy. 解答 ① (3) The hotel ( )wall is very old. 解答 (4) The company( ) he runs is very big. 解答 ② -22-
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関係代名詞の省略、関係代名詞"that" 例題2 次の英文を日本語に訳せ。 You should take the medicine the doctor prescribes. 解説と答え . ※ medicine 薬 prescribe 〜を処方する You should take the medicine the doctor prescribes. 主語 動詞 名詞 名詞 動詞 問題の英文を単語ごとに区切り、品詞を分類すると上のようにな ります。すると、 "the medicine" と "the doctor" で名詞が連続してい ますが、この英文に含まれる動詞は "take" または "prescribes” なの で、このようなことは起こりません(補足 を参照)。 というわけで、“the medicine" と "the doctor” の間には関係代名詞 があったことがわかります。 -- 名詞のカタマリ 名詞(先行詞) 説明(関係代名詞節) i You should take the medicine the doctor prescribes. 主語 動詞 名詞 名詞(主語) 動詞 関係代名詞 このことを踏まえて整理してみると上のようになります。 "the medicine ” を先頭とする名詞の固まりは 「医師が処方する薬」となり ます。 -23-
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前半部分は、「あなたは~を "take”すべきだ」となります。 後半は 「医師が処方する薬」とあるので、 "take" には 「飲む(服用す る)」等の意味を当てはめれば良いでしょう。 したがって答えは 「あなたは、医師が処方する薬を服用すべきだ。」 (例)となります。 (補足) 「関係代名詞が省略された」と述べましたが、 もしも関係代名詞を補うとし たら何が入るでしょうか。 関係代名詞節"the doctor prescribes"に焦点を当 てましょう。“precribes” の訳は「~を処方する」です。つまり、何を処方す るか(訳の「~」に当てはまる部分)が必要な単語です。 ですが、この英文で は、“precribes”の後ろにはそのようなものはありません。つまり、関係代名 詞がこの「~」に当てはまる部分をみなっているのです。 つまり ページの「関係代名詞の動詞の目的語がない」に当てはまりま す。先行詞が“the medicine (モノ) ” なので当てはまる関係代名詞は“which (that も可)" となります。 "medicine"は「薬全般」を意味するが基本的に 「飲み薬」を意味すること が多い。 次のページにもう一題例題が続きます。 -24-
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関係代名詞の省略、関係代名詞"that" 例題3 次の英文の( )に文法的に当てはめることのできる語を①~ ④の中から全て選べ。 She is the first woman ( 1 ) became the prime minister. ※ the prime minister 総理大臣 The book (2) is read the most in the world is Silent Spring. ※ Silent Spring 「沈黙の春」 (この本では環境問題について述べられている。) ①who ②which ③that ④ whose 解説と答え 文中の名詞のカタマリに注目していきましょう。 すると下のようになります。 関係代名詞節をみてみると、 関係代名詞が 主語になっています。 先行詞が "the first woman (ヒト)” なので、 関係代名 詞は ①who ③that の2つ 次ページに続く) 名詞のカタマリ 説明(関係代名詞節) 名詞 (先行詞) the first woman 関係代名詞 became S V the Prime Minister C -25-
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解説と答え ではありません! ここが難しい。 先行詞をみると、 序数 "first" が含まれています。 ここで、 知っておきたいのは 「先行詞に序数、比較級・最上級の形容詞が含まれ るとき」とき、 関係代名詞は "that" しか用いることができないということ です。 よって文法的に正しい選択肢は ③that のみです。 【補足 正確には「thatを使う傾向が多い」 であるが、ほとんどの教科書、 参考書 ではthat以外は使わないように書かれていることが多い。 序数・・・物の順序・順番を表す語。 "First, second, third…” がそう。 名詞のカタマリ 名詞(先行詞) The book 説明(関係代名詞節) 関係代名詞 is read the most S V C (問題 下文)文頭の方がカタマリを作っていることに気がつくと思いま す。そこで、その名詞のカタマリを分解してみると上のようになります。 関係代名詞は関係代名詞節の主語にあたります。 先行詞は "the book (モ ノ)” なので関係代名詞は②which ③thatの2つが考えられます。 「最上級の形容詞"the most"」 が関係代名詞節にあるので、 that だけだと 思うかもしれません。 ですが、 that だけルールが適用されるのは、「先行 詞に入っているとき」だけです。 したがって、答えは②③です。 【補足 訳は「世界で最も読まれている本は 『沈黙の春』だ。」 となります。 -26-
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練習 英文中の( )の語として適切な関係代名詞を次の①~④の中 から全て選びなさい。 また、 それに加えて関係代名詞が省略 できる場合は○、 できない場合は × と答えなさい。 ① who ② which ③ whose ④ that (1) She has a big sister ( ) is the longest in her school. 解答:①④ × (関係代名詞節に最上級があるが、 先行詞にはないため that以外の関係代名詞も使うことができる。) (2) The most famous theory ( ) is read is very difficult. 解答: ④ × (先行詞に最上級があるため、 関係代名詞にthat を用い 【補足 る。) 名詞のカタマリ 名詞 ( 先行詞) 説明(関係代名詞節) The most famous theory that is read!is very difficult. このような構造になっている。 -27-
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関係代名詞を使った英作文 例題4 ( )内の語句を並べ替えて、日本語の文に適するようにしなさ い。 彼が気にかけているその子は彼の息子さんです。 ( his / cares about / he/is/ son / the boy / who) ※care about A Aを気にかける(気にする) 解説と答え このように、日本語の文が与えられている並び替え問題では、日本 文をサポートに用いて順番を考えていくのが鉄則です。 彼が気にかけているその子 は 彼の息子さんです。 与えられている日本文を大雑把に分けると上のようになります。 「彼の息子さんです。」 は "is his son ” で乗り越えられそうです。実 際に( )内を探すとピッタリこの3語があることがわかります。 問題は「彼が気にかけているその子」です。これを関係代名詞を用 いて表すとすると、「その子」が先行詞になり、「彼が気にかけて いる」が関係代名詞節にあたるのがわかります。(→次ページへ) -28-
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the boy 関係代名詞 he cares about (前ページより) そのことに注意すると、 英訳は上のようになります。 関係代名詞には "who” が当てはまります。 これが主語になるので、順序に気をつけて作成していくと The boy who he cares about is his son. (151) が正解になります。 次のページに練習問題があります。 -29-
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練習 次の日本語の文章を英語に直しなさい。 (1) アメリカで話されている言語は英語だ。 hint 名詞のカタマリ 説明(関係代名詞節) 名詞(先行詞) は 英語だ。 アメリカで話されている言語 ・関係代名詞節 「アメリカで話されている」をどう英語にす るかがポイント。 答え (例1) The language which is spoken in the U.S. is English. (例2) The language which people speak in the U.S. is English. (例3) The language which people in the U.S.speak is English. 補足 例2,3では関係代名詞節に主語"people"があるので関係代名 詞“which”を省略することができます。 -30-
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(2)父親の話が面白い彼は、 私の友達だ。 hint 名詞のカタマリ 説明(関係代名詞節) 名詞(先行詞) は 英語だ。 アメリカで話されている言語 ・関係代名詞節 「アメリカで話されている」をどう英語にす るかがポイント。 答え (例1) The language which is spoken in the U.S. is English. (例2) The language which people speak in the U.S. is English. (例3) The language which people in the U.S.speak is English. 補足 例2,3では関係代名詞節に主語"people" があるので関係代名 詞“which”を省略することができます。 -31-
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発展(前置詞の目的語がない) 例題5 次の日本文を英語に訳しなさい。 解説と答え 彼が探していた本を見つけた。 名詞の説明 名詞 彼が探していた 本 を見つけた。 と分解できます。 ここから、 英語に直していきましょう。 「彼が探していた」は “he was looking for” です。 問題の日本文のメイン の動詞は「見つけた」 で、 主語は「私」となるので"I found”になりま す。ここで、文章を考えると、 メインの文 名詞 I found the book ・名詞の説明 (which)he was looking for. のようになります。 関係代名詞節の最後 "for” の後ろに名詞がなくて、少 し違和感がありますが、これで正解です。 これは、前置詞" for” の後ろに来るはずであった名詞"the book" を関係代 名詞"which”が肩代わりしているためです。 時々、最後の前置詞を忘れてしまう場合があるので注意が必要です。 メインの文と名詞を説明する文をそれぞれ意識して英文を作成していく ことが鍵となります。 -32-
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<補足>前置詞を伴う動詞(句動詞) 下のの練習で用います。 look after A (Aを世話する) turn on A (Aの電源をつける) turn down A (Aを却下する) turn off A (Aの電源を消す) 練習 日本文にあうように、 () の語を並べ替えなさい。 ①私が世話する猫は、 可愛いです。 (the cat / is / which / look / after / 1/ cute / ) (答)The cat which I look after is cute. ②彼が電源を消したテレビが、ついている!! (the TV / turned / he / on/off / turned)!! (答)The TV he turned off turned on!! ③私は、みんなに却下されたトムの意見が好きだな。 (the TV / turned / he / on / off / turned)!! (答) I like Tom's idea everyone turned down. -33-
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関係代名詞の用いた文の読解 (総合問題) 総合問題A 英文 次の英文を読んで、 以下の問に答えなさい。 Ken is a boy who lives in a small town which many people know each other in. He goes to a middle school which is close to his house. Ken likes reading mystery books, and he always looks for something interesting that may become a clue to a mystery. One morning, Ken found a small notebook which was under a bench near the station. On the cover, he saw the name "Yuki," a girl who is in his class. She is quiet but has a smile that makes people relax. Ken decided to bring the notebook to school. When he gave it back to Yuki, she was very surprised. She thanked him and explained that it was a diary which she wrote in every day. At lunch time, Yuki came to Ken again. She wanted to tell him that the diary had many drawings that she made. She showed him a picture of the old tree which stands at the end of the town in her notebook. (c) Ken was amazed. He told Yuki that she had a great talent which she (d) should treasure. Yuki smiled, and from that day, they became good friends who supported each other. ※Chat GPT を用いて生成した文章を一部編集 -34-
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総合問題A 設問 (1)英文中の下線部(a)~(d)のうち、一つだけ役割の異なる "that" がある。 それはどれか、答えなさい。 (2)次の質問に英語で答えなさい。 ① Where was Yuki's notebook when Ken found it at first? ② Why Yuki was surprised? ③ What was written in Yuki's notebook? (難) (3)次の文章のうち、 英文の内容として適さない文章を2つ選んで答えなさ い。 ①ケンは駅の近くのベンチの下に小さなノートブックがあるのを見つけた。 ② 昼食の時間にケンはユキの元に再び訪れ、話しかけた。 ③ケンはユキの才能を誉めた。 ユキはケンに、その街にある古い木の写真を見せた。 ⑤ユキとケンは彼女のノートを通して互いを支え合う友達になった。 -35- 以上で総合問題A 問題編は終了です。
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総合問題A 解答 (略解) (1) A (Aは関係代名詞の "that"B,C,Dは接続詞の "that") (2) (1) (例) Under a bench near the station. (本文5~6行目) (2) (例)Because Ken gave her notebook back to her. (3) (3) (例) -36-
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関係代名詞の用いた文の読解(総合問題) 総合問題B 英文 次の英文を読んで、以下の問に答えなさい。 Things that were once difficult to do, which include communicating with people living far from us only by sending letters in the past, are now ※1 becoming easier with the progress of technology. At that time, people read books or magazines to get information and looked at maps to travel around the world. But now, we often use smartphones. And, we also use it to communicate with people living far from us. This progress of technology is making our lives more convenient. Here is an example which can make our lives more convenient and change our future. ※4 *5 ※3 ※2 One example is solar panels. Solar panels today are very heavy and usually put on the ground or on roofs, but in the near future, thin, light and soft ones will be developed. Thanks to these features, the new type of solar panels can be attached to the surfaces of various things and provide us with a more efficient way to produce electricity. For example, if we use the solar panels that are on windows or walls, we can produce electricity in many places by using sunshine. Moreover, solar panels, which are made using fewer materials, release less carbon dioxide during the manufacturing process. They are better for the environment and less expensive, so they are expected to play a large role in the future. ② This example will influence our lives in a positive way. Of course, this example has challenges we must get over. Solar panels are easily affected by weather. However, if we work together, we will live a more convenient, safer, and better life. So, let's make efforts to realize a better society in the future! ※1私たちから遠い ※4 取付る ※2 薄い ※3 機能 ※5 表面 ※6さらに加えて ※7 「少ない原材料で作 っているので」 ※令和7年度愛知県立高校入試改題 -37-
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総合問題B 設問 (1)① で示されている最初の文 "Things that were ~ progress of technology." に ついてまとめたものを下に示す。 (A)~()に適する内容を日本語で埋めよ。 (A) のおかげで簡単になっている。 のように、 昔難しかったことも、今は (B) (2)次のア~エの英文のうち、 文章の内容と適するものを1つ選べ。 ア ウ エ Today, writing letters is the only way to communicate with others living in a foreign country. Thanks to the progress of technology, solar panels have no problems to solve. We may see some buildings with solar panels on their windows or walls in the future. We use only smartphones to travel now. (3)下線部②とあるが、それはなぜか、そして②のおかげでどうなると予想 されているか日本語で書きなさい。ただし、“they"が何かがわかるように書 くこと。 (4) 次の質問に英語で答えよ。 ただし、 2文以上になってもよい。 Why can the new type of solar panels be attached to the surfaces of various things? -38- 以上で総合問題B 問題編は終了です。
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総合問題B 解答・詳解 (1)<応用>1つの名詞に対して関係代名詞が2つある文章 (二重限定) Things that were once difficult to do, which include communicating with people living far from us only by sending letters in the past, are now becoming easier with the progress of technology. モンスター級の英文が始まりの文章だったので若干驚いてしまったかもしれませ ん。 Things that were once difficult to do 序盤のこの部分が下のように分解できて「昔、 するのに難しかったこと」と訳す ことはできたと思います。 名詞のカタマリ 名詞(先行詞) 説明(関係代名詞節) Things that were once difficult to do | which include communicating with people living far from us only by sending letters in the past 問題はこちらです。 回、関係代名詞を考えずに訳してみると 「過去に、 私たち から遠く離れていた人々と、手紙のみでコミュニケーションを取ることを含む」 となります。 【補足 "communicating"は"動詞+ing” なのでここでは「~すること」と訳します。 "people living”は、“living us" が "people" を修飾し、「私たちから遠く離れ た所に住む」となります。 この表現は大きな括りで見れば関係代名詞と同じ修飾 方法であり、後置修飾と呼びます。(現在分詞の後置修飾) “by sending…”では、動詞の前に前置詞“of” があるので動詞が現在進行形になっ ています。 -39-
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では、これは何を説明しているのでしょうか。 ここまで来ればわかると思いますが実は、 “Things” を修飾していました。 つまり、 名詞のカタマリ 名詞 (先行詞) 説明 (関係代名詞節) その1 Things that were once difficult to do 説明(関係代名詞節) その2 which include communicating with people living far from us only by sending letters in the past S(主語) are now becoming easier (with the progress of technology.) V C というふうな構造になっており、2つの関係代名詞節が一つの名詞を修飾していま した。(ちなみにこれを文法用語で二重限定と言います。 また、二重限定の練習を 付録に載せています。) よって今までのものを全部合わせて 昔、するのに難しかった、 過去に私たちと遠くに住む人たちと手紙でしか意思疎 通ができなかったことを含む物事は、 今や技術の進歩によってより簡単になって いる。 という訳になります。 したがって (A) (例)昔、遠くの人たちとコミュニケーションを手紙でしかとれなかったこと (B) (例)技術の進歩 が適します。(できたらすごい!) -40-
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(2) 文章の内容理解 ア Today, writing letters is the only way to communicate with others living in a foreign country. 「こんにちでは、手紙を書くことが遠くに住む他の人とコミュニケーションを取る唯一 の方法だ。」という文章です。 与えられていた長文の一文目 Things that were once difficult to do, which include communicating with people living far from us only by sending letters in the past, are now becoming easier with the progress of technology. 似たことが書かれています。 しかし、 「今、 どのようにコミュニケーションをとっている か」については言及がありません。 そのため、 もう少し読んでから考える必要がありそ うです。 次の文に移っていくと But now, we often use smartphones. And, we also use it to communicate with people living far from us. 「スマートフォンが意思疎通の手段として現れた」という趣旨の文が出てきました。 したがって「手紙を書くこと」が "the only way" であることに矛盾します。 よってアは答えではありません。 イ Thanks to the progress of technology, solar panels have no problems to solve. 「技術の進化によって、太陽光パネルは解決すべき問題点がなくなった。」という文で す。 【補足 “no + (名詞)” で「~がない」といったニュアンスになります。 ただし、訳し方はその都 度柔軟に対応する必要が出てきます。 (例) No one can know the reason. 「誰もその理由を知ることはできなかった。」 -41-
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ここで、最終パタグラフに注目します。 ■補足 日本語の文章に段落、 があるように英語の文にも段落があります。 この場合、パタグラフと呼びます。 Of course, this example has challenges we must get over. Solar panels are easily affected by weather. 訳「もちろん、この例は私たちが乗り越えなければならない課題があります。太陽光パネ ルは天気に影響されやすいのです。」 となります。これは、イの文章と明らかに矛盾します。 We may see some buildings with solar panels on their windows or walls in the future. 訳 「私たちは将来、 窓や壁に太陽光パネルが設置されている建物を見ることになるだろう。 太陽光パネルの説明がある第2パタグラフに移動します。 A One example is solar panels. Solar panels today are very heavy and usually put on the ground or on roofs, but in the near future, thin, light and soft ones will be developed. 訳「その例は太陽光パネルである。 今の太陽光パネルは重く、普通は地面や屋根に設置され ている。しかし、近い将来、 薄くて柔らかい太陽光パネルができるだろう。」 B Thanks to these features, the new type of solar panels can be attached to the surfaces of various things and provide us with a more efficient way to produce electricity. 訳「これらの特徴のおかげで、新しい型の太陽光パネルはさまざまなものの表面に取り付け ることができ、より幅広い私たちが電気を生産する方法を提供してくれる。」 -42-
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For example, if we use the solar panels that are on windows or walls, we can produce electricity in many places by using sunshine. 訳「たとえば、 もし私たちが窓や壁にある太陽光パネルを使えば、 太陽光を用いてより多く の場所で電気を生産することができる。」 A ェは明らかに間違いである。 よって以上から、正解はウ B C (3) ②(全文) They are better for the environment and less expensive, so they are expected to play a large role in the future. まずは、②の全文をみましょう。 訳「それらは環境に良く、より価格を抑えられる。 だから、 それらはこの先、大きな役割を 果たすことを期待されている。」 このパタグラフでは、太陽光パネルの話をしていました。 ここでも、太陽光パネルの話をし ているのは間違いないでしょう。 よって"they"は「太陽光パネル」が相当します。 また、この太陽光パネルに期待されていることは、「将来大きな役割を果たすこと。」で す。 ②の文章の後半部分の接続詞 "so” に注目すれば読み解くことができます。 問題は、「なぜ、その太陽光パネルが環境に良いのか」 「なぜ、その太陽光パネルが価格を 「抑えられる」のかの2点です。 ここで、もう一度第2パタグラフを読み返してみましょう。 -43-
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第2パタグラフ (数字は第2パタグラフの何文目かを表す) ①One example is solar panels. ②Solar panels today are very heavy and usually put on the ground or on roofs, but in the near future, thin, light and soft ones will be developed. ③Thanks to these features, the new type of solar panels can be attached to the surfaces of various things and provide us with a more efficient way to produce electricity. ④For example, if we use the solar panels that are on windows or walls, we can produce electricity in many places by using sunshine. ⑤Moreover, solar panels, which are made using fewer materials, release less carbon dioxide during the manufacturing process.⑥ They are better for the environment and less expensive, so they are expected to play a large role in the future. 第2パタグラフ (部分訳) ①一つの例は太陽光パネルだ。 ②近年の太陽光パネルは重い。 (→地面によく設置される) (しかし、将来は薄く、軽い、柔らかいものになる) ③この機能のおかげで、さまざまな面に設置することができる ④たとえば、窓や壁に設置することができる。 ⑤加えて、この太陽光パネルは少ない原材料で作るので、 生産過程で二酸化炭素 をあまり排出しない。 ⑥太陽光パネルは環境によく、価格を抑えられる。 【補足 (高校) ⑤ Moreover, solar panels, which are made using fewer materials, release less carbon dioxide during the manufacturing process. の解釈 Moreover, 名詞のカタマリ (主語) 名詞(先行詞) 説明(関係代名詞節) solar panels are made using fewer materials which release less carbon dioxide during the manufacturing process. と考えられたらGOOD. あとは関係代名詞節を考えるだけです。 -44-
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説明(関係代名詞節) are made using fewer materials V × 上のようにたらえることは間違いです。 ここの説明では、 “solar panels" が主語になっているので、受け身の文になっています。 そのため、「"using fewer materials"が"make" の目的語になる」と捉えてしまうと矛盾が生じてしまいます。 つまり、“using~” の件は "are made”とは別の括りに立っているのです。 (高校範囲) この場合では、“using fewer materials" を 「使う原材料が少ないため」と訳すと自然になります。 release less carbon dioxide (during the manufacturing process ). 〜の間 残りの部分は"during (~の間)"に気をつけて訳していけば英文⑤は「加えて、この太陽光パネルは少ない原材料で 作るので、生産過程で二酸化炭素をあまり排出しない。」 となります。 大変難しい文です。 <補足おわり> <解説に戻る > よって第2パタグラフ部分訳から 「⑤⑥」の因果関係が色濃くでているのが読み取れます そのため、答えとしては (例1)新しいソーラーパネルは用いる原材料が少ないため製造過程で排出する二酸化炭素量が少なくなるから、 これからの社会で大きな役割を果たすことを期待されている。 (例2) 新しいソーラーパネルは用いる原材料が少ないため製造過程で排出する二酸化炭素量が少なくなることに加 えて、薄く軽くなるためより様々な場所に設置できることから、これからの社会で大きな役割を果たすこと を期待されている。 があげられます。 (5) 設問文 Why can the new type of solar panels be attached to the surfaces of various things? 訳「なぜ新型の太陽光パネルは様々なものの表面に取り付けることができるのか。」 -45-
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第2パタグラフ部分訳 (P)の③に注目。 「この機能のおかげで、さまざまな面に設置することができる。」とあります。 この機能というものは、 「薄く、軽量化したこと」を指すので、答えとしては (例1) Because they are thin right and soft. が一番シンプルになります。 実践演習B(略解) (1) (A) (例)昔、遠くの人たちとコミュニケーションを手紙でしかとれな かったこと (2) (B) (例) 技術の進歩 (3) (例1)新しいソーラーパネルは用いる原材料が少ないため製造過程で排出する二酸化炭素量が少なくなるから、 これからの社会で大きな役割を果たすことを期待されている。 (例2)新しいソーラーパネルは用いる原材料が少ないため製造過程で排出する二酸化炭素量が少なくなることに加 えて、 薄く軽くなるためより様々な場所に設置できることから、 これからの社会で大きな役割を果たすこと を期待されている。 (4) (例1)Because they are thin right and soft. -46-
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付録1 (実践演習A・Bの文章と和訳) 練習問題A・Bの問題文およびその和訳です。 音読用にぜひ。 実践演習A(全文) Ken is a boy who lives in a small town which many people know each other in. He goes to a middle school which is close to his house. Ken likes reading mystery books, and he always looks for something interesting that| may become a clue to a mystery. One morning, Ken found a small notebook which was under a bench near the station. On the cover, he saw the name "Yuki," a girl who is in his class. She is quiet but has a smile that makes people relax. Ken decided to bring the notebook to school. When he gave it back to Yuki, she was very surprised. She thanked him and explained that it was a diary which she wrote in every day. At lunch time, Yuki came to Ken again. She wanted to tell him that the diary had many drawings that she made. She showed him a picture of the old tree which stands at the end of the town in her notebook. Ken was amazed. He told Yuki that she had a great talent which she should treasure. Yuki smiled, and from that day, they became good friends who supported each other. -47-
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実践演習A(和訳) ケンは、小さな町に住んでいる少年で、その町では多くの人がお互いを 知り合っています。 彼は家の近くにある中学校に通っています。 ケンは推 理小説を読むのが好きで、いつも謎の手がかりになりそうな面白いこと を探しています。 ある朝、ケンは駅の近くのベンチの下に置かれている小さなノートを見 つけました。 表紙には「ユキ」という名前が書かれていて、それは彼と 同じクラスの女の子の名前でした。 彼女はおとなしいですが、人を安心 させるような笑顔を持っています。 ケンはそのノートを学校に持ってい くことにしました。 学校でそれをユキに返すと、彼女はとても驚きました。 彼女はケンにお 礼を言い、それが毎日書いている日記だと説明しました。 昼休みになる と、ユキはまたケンのところに来ました。 彼女は、その日記には自分が 描いたたくさんの絵があることを伝えたかったのです。 彼女は、町のは ずれに立っている古い木の絵をノートで見せてくれました。 ケンは感動しました。 そして、 それは大切にすべき素晴らしい才能だと ユキに伝えました。 ユキは微笑み、 その日から二人はお互いを支え合う 仲の良い友達になりました。 -48-
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総合問題B(全文) Things that were once difficult to do, which include communicating with people living far from us only by sending letters in the past, are now becoming easier with the progress of technology. At that time, people read books or magazines to get information and looked at maps to travel around the world. But now, we often use smartphones. And, we also use it to communicate with people living far from us. This progress of technology is making our lives more convenient. Here is an example which can make our lives more convenient and change our future. One example is solar panels. Solar panels today are very heavy and usually put on the ground or on roofs, but in the near future, thin, light and soft ones will be developed. Thanks to these features, the new type of solar panels can be attached to the surfaces of various things and provide us with a more efficient way to produce electricity. For example, if we use the solar panels that are on windows or walls, we can produce electricity in many places by using sunshine. Moreover, solar panels, which are made using fewer materials, release less carbon dioxide during the manufacturing process. They are better for the environment and less expensive, so they are expected to play a large role in the future. This example will influence our lives in a positive way. Of course, this example has challenges we must get over. Solar panels are easily affected by weather. However, if we work together, we will live a more convenient, safer, and better life. So, let's make efforts to realize a better society in the future! -49-
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総合問題B(和訳) かつては難しかったこと、例えば昔は手紙を送ることだけで遠くに住む 人とやり取りしていたことも、技術の進歩によって現在では簡単にでき るようになっている。 当時、 人々は情報を得るために本や雑誌を読み、 世界を旅するために地図を見ていた。 しかし現在では、 私たちはスマー トフォンをよく利用している。 また、 それを使って遠くに住む人々とコ ミュニケーションを取っている。 このような技術の進歩は、私たちの生 活をより便利なものにしている。 ここでは、私たちの生活をより便利に し、未来を変えることができる例を一つ示す。 その一例が太陽光パネルである。 現在の太陽光パネルは非常に重く、地 面や屋根の上に設置されることが多いが、 近い将来、薄くて軽く、柔ら かいものが開発されると考えられる。これらの特徴によって、新しいタ イプの太陽光パネルはさまざまな物の表面に取り付けることが可能とな り、より効率的に電気を生み出す方法を提供する。 例えば、窓や壁に太 陽光パネルを設置すれば、日光を利用して多くの場所で発電できる。 さ らに、使用する材料が少ない太陽光パネルは、製造過程で排出される二 酸化炭素の量も少ない。 これらの点から、太陽光パネルは環境に優し く、費用も抑えられるため、 将来大きな役割を果たすと期待されてい る。 この例は、私たちの生活に良い影響を与えるものである。 もちろん、こ の技術には克服すべき課題も存在する。 太陽光パネルは天候の影響を受 けやすいという問題がある。 しかし、 人々が協力することで、より便利 で安全な、より良い生活を実現できる。 したがって、より良い社会を将 来実現するために努力していくことが重要である。 -50-
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(参考資料) と注釈 このノートを作成するにあたり、 用いた資料です。 https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kotogakko/r07nyuushimonndai.html 愛知県 令和7年度公立高校入試 (総合問題Bに使用した英文はR7 英語 筆記の大問3) 教育開発出版 / ニューアングル総合英語 https://www.qqeng.com/blog2/study/medicine.html QQイングリッシュ ※P26について 「先行詞に序数、比較級・最上級の形容詞が含まれるとき」とき、 関係代名詞は“that”し か用いることができません。 とありますが、厳密には、 「傾向がある」という程度が実態です。 しかし、暗黙のルール的に上記の場合に “that” を用いない場合、 模試やテス トで減点されることがあります。 必ず"that" を用いなければならないような場面もあります。
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