問題に「震源」と「震央」二つの用語が出ています。
この二つはよく似ていますが少し意味が違います。
震源:正に地震が起こった場所。必ず地下になります。
震央:震源の真上の地上の場所。
今問題で求められているのは震央までの距離です。
A地点における震央までの距離を考えてみましょう。
まずA地点、震源、震央の三角形を考えます。
震源は震央の真下だから18km、震源とA地点の距離は30km。よってA地点と震央の距離は30kmより短いことがわかります。(三平方の定理で計算すれば24kmと分かります)
B地点と震央の距離も同様に60kmより短くなります。
したがって図2の二つの円のどちらからも内側になるところに震央があることになります。