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Certainly
文修飾の副詞
これ以降の文の骨格は
no difference is more significant than〜
〜より重要な違いはない
〜が一番重要な違いである
no difference is more significant
between Japanese and Americans, or Westerners in general,
differenceに関連して出てきているbetween A and B(画像参照)が長いので後ろに回っています。
AがJapanese
BがAmericans, or Westerners in general, です。
名詞の後ろにつくin generalは形容詞的に働く(画像参照)と知ってれば一番いいけど、仮に知らなくても、
カンマの区切りとか、語順からわかる修飾関係とかをもう少し気にすると
「一般【には】」っていう副詞じゃおかしいなとわかる気がします。
, or Westerners in general, だけ着目したら
明らかにin generalはWesternersを修飾してるから
「西洋人一般」とかってなると思う。
そうするとorの意味も明らかになってきて
「アメリカ人、もしくは(アメリカ人だけじゃなくて)西洋人一般」
ここまでで
「間違いなく、日本人とアメリカ人もしくは西洋人全般の一番重要な違いは、than以下である」と読めます。
than the greater Japanese tendency to emphasize the group, somewhat at the expense of the individual.
この部分はいわゆる「名詞構文」って言うんですけど
動詞や形容詞から派生した名詞とその修飾語句
の部分に、文が隠れているんです。
例えば
his knowledge of Japanese history を
「彼の日本史の知識」と訳してもいいけど
He knows Japanes history であること/もの
と置き換えて
「彼が日本史を知っていること」と訳してもいい。
the importance of good healthを
「健康の重要性」と訳してもいいけど
Good health is importantであること
と置き換えて
「健康が重要であること」と訳しても良い。
訳出に関してだけいうとこういう技術なんです。
例えば、He knows Japanes history は具体的な動詞で書いてるけど、his knowledge of Japanese history の方はそれを名詞っていう概念にしていますよね。筆者が頭の中で考えた概念は名詞構文で書かれることが多いです。なので、英文の難度が上がってくると、読解上重要な内容は名詞構文で書かれることが多いです。
で、名詞構文の訳出の方法ですが、大雑把にいうと
①動詞や形容詞に直せそうな名詞を見つける
②名詞周りの修飾語を、主語や目的語に直したり、(動詞や形容詞を修飾する)副詞に直したりする
例えば
His hard work
↓
・workは名詞から動詞に直せる
・Heは主語にできそうだ
・名詞のworkを修飾している形容詞hardは
workを動詞に直したら、その動詞を修飾する副詞に直せば「workをhardが修飾している」関係は崩れない
↓
He works hardなこと に直せる
ってことですね。
今回の場合
tendency→tendに直して「tendであること/もの」
Japanese→主語に
to不定詞句→tend to Vでそのまま使える
greater
→tendencyを修飾する形容詞から、tendを修飾する副詞に置き換えて考える
そうすると
Japanese tend greater
to emphasize the group, somewhat at the expense of the individual
ってことになりますね
「日本人の方がより大きく、個人を多少犠牲にして集団を重視する傾向がある、ということ」
このgreaterの位置について
「名詞句を文に書き換える」というのはあくまで頭の中で行う操作で、
全ての名詞構文が文にきれいに書き換えられるように書かれているわけではないのです。
だから文に書き換えたときに、この単語はどこに置けば?みたいなことは生じる場合があるのですが
いずれにしても
greater tendency 形容詞+名詞
↓
tend greater 動詞+副詞
という「同じ単語を修飾している関係が崩れない」ことが重要なので、それを意識してくれれば良いです。
at the expense of the individual は
「〜を犠牲にして」(画像参照)の知識次第ではありますが
模範の訳は「犠牲に【しても】」となってますよね。
まずこのat the expense of the individual は
to不定詞のthe groupとthe individualが対句になっています
だから
emphasize the group at the expense of the individual
というのがひとまとまりで、これがto不定詞になっています。
カンマで区切れてるからわかりにくいけど
at the expense of the individualはto 不定詞句のなかでemphasize the groupを修飾している副詞句なのです。だから
「個人を多少犠牲にして集団を重視する」
がひとまとまりの訳になります。
で、
集団を重視する/個人を犠牲にする
というのは
プラスとマイナスというか、二者択一の内容というか
こういうのがワンセットの句になったとき副詞句の方に譲歩の意味を読み取ることは確かにできます。
だから、「個人を多少犠牲にして【までも】」という訳は正しいですね。でも、【までも】と必ず入れなきゃいけないわけではありません。内容次第になります。